彼の岸へ想いを馳せる
23日が秋分の日で、26日までお彼岸でした。彼の岸とは極楽浄土のこと。
ご先祖様に想いを馳せる事は、生きている自分自身が極楽浄土と繋がる大切な儀式だという信仰が日本にはあります。
太陽は真上を通り真西に沈む日。極楽浄土は太陽の沈む西にあると信じられていたので、秋分の日は極楽浄土に一番近い日とされていました。
23日を真ん中にして20日〜26日がお彼岸となっています。日本独自の習慣ですね。
お彼岸の時期は、花市場も大混乱で価格も上がります。終わってホッとするのも束の間に、ハロウィン、クリスマス、お正月…と、今年も終わりかかっていて焦り始めるのが9月末と言った感じ。
こうして、外的要因によって動かされていることに無自覚的だった頃は、ストレスフルで年末に倒れていました。
私は美学という言い方をしていますが、価値基準をしっかり持つこと、自分軸をブラさないことを宗とする生き方へシフトしないと、今の時代は簡単に流されてしまいます。
自分を覆い隠す鎧を脱いで、自分らしさを際立たせること。
一花一葉スタイルの花生けを始めて、そんな自戒も込めました。
10月の文学と花講座は13日と15日です。
TAMAKIスタイルはこちらからどうぞ。