【一人旅】波照間島へ2泊3日⑥幻の泡盛「泡波」と帰路
▶︎7:00 最終日の朝
運航情報が気になって仕方なかったので早起き。
台風接近のため、雨こそ降っていないけど風が強くて帰りの船が出るか不安な状況。
波照間から石垣島への航路は1日往復3便。
でも外洋を行くため波が高く、天気の影響を受けやすいので台風シーズンだと欠航率5割なんてこともあるそう。
朝イチの便は出航するとのことでとりあえずは一安心。
ただ午後からの便は未定らしい。
ギリギリセーフ。
前日のように民宿の朝ご飯を食べてから(今日も朝ご飯美味しかったよ)お土産を買うために近くにある売店へ。
宿泊していた民宿まんやさんは斜め向かいに郵便局、売店と揃っているのでありがたい。
島にはスーパーやホームセンターなどはなく、いくつかの共同売店が点在。
コンビニのような感じで、日用品雑貨から食料品、お弁当、私たちのような観光客向けのお土産まで種々の品が置いてあります。
お土産のついでにおやつも購入。
お気に入りのアイスもこれで食べ納め…
奥にあるのは黒糖ケーキ。
もっちりしていて濃厚で美味しかった。
このアイスの「星降る島の黒糖」はお土産シリーズになっていて、パッケージも可愛くてお気に入り。
食べ物系だと小分けの袋に入った使い切りサイズの黒蜜、黒糖くるみ、黒糖チョコなどなど。どれも美味しそうでいっぱい購入。
入浴剤は友達や職場に配るのにちょうど良くてこれは大量に買い。
割高になりますがこちらでも通販できるみたいです。
お土産を買ったあとは郵便局へ。
島の郵便局からは波照間オリジナルのハガキが購入できるほか、記念スタンプを押して手紙を出すことができます。
味のあるハガキをチョイス。
アイスとケーキを食べながら波照間島での想い出を綴って、祖母宛にハガキを出しました。
▶︎9:00 幻の泡盛「泡波」を手に入れる
波照間島の名産と言えば黒糖の他にもう一つ。
泡盛の「泡波」
泡波は生産量が少なく、島の外にあまり出回らないため「幻の泡盛」とも言われていてるそう。
民宿で一緒になったみなさんが美味しい美味しいって浴びるように泡波を飲んでて気になったけど、下戸の私は悪酔いするのが怖くて現地ではお酒は一滴も飲めなかった…
でも家でなら飲む!
絶対にお土産で買って帰りたい!
と言うわけで「波照間酒造所」へ買いに行きます。
朝9:00から空いている波照間酒造所。
行くとすでに10人ほど並んでいて人気の一升瓶などは売り切れ。
私は自分用に2合瓶を1本と、家族へのお土産にミニサイズも何本か購入。
あと泡波ボトルを模したストラップも購入。
これは速攻シュノーケリングセットを入れてる袋につけた。
民宿で一緒になった人たちも言っていたけど、泡波は島のお水で割って飲むのが一番美味しいそう。
何でもそうかもしれないけど、その土地のものを美味しく味わう方法はやっぱりその土地のその場でいただくのが一番なんですね。
私もいつか現地でいただきたい。
もう少しお酒に強くなってから出直してきます…!
ちなみに泡盛は練乳入れて牛乳割りにするのが好きです。
▶︎9:50 帰路へ
民宿の女将さんにたくさんお礼を言ってお別れ。
気さくで、ご飯が美味しくて、居心地の良い民宿でした。
3日間本当にありがとうございました。
ご主人に港まで車送っていってもらったのですが、「ウミガメ見れた?」とお喋りしてくれて「見れた!海藻食べてて!顔が可愛くて!」と矢継ぎ早に話す私に呆れたように笑っていました。
行く前から特別に思っていた波照間島ですが、来てみて本当に大好きになった。
絶対にまた来ようと何回も思っているうちに波照間港に到着。
帰りに乗船したのは、行きに乗った小型高速線よりもかなり大きい大型客船。
行きが余裕すぎて船酔いは全く心配してなかった。
帰りはこんな大きいお船!こりゃ安心だ!ゲロ船だなんてみんな大袈裟だよ〜と思って酔い止めも飲まずに揚々と乗り込んだのですが、
結果、死ぬほど酔った。
船に足を踏み込んだ瞬間「あ、これもしかしてヤバいかも」と察した。
でも気のせいかも〜と席に座り、船が動き出したあたりから疑惑は確信へと変わる。
今、わたし、すごく、船酔いしてます…
そこから100分ほど、船が波で上下するたびに押し寄せる吐き気。
加えて偏頭痛もやってきてガンガンと痛むこめかみ。
朝ご飯をお腹いっぱい食べて、アイスにケーキの3コンボ決めたのが悔やまれる。
もしかしたら吐けたら楽だったのかもしれないけど、嘔吐する感じではなくただただ気持ち悪くて頭が痛い状態。
めちゃくちゃ地獄。
これがゲロ船のゲロ船たるゆえん。
1時間ほど経ってから頭痛用の痛み止めを持っていたことを思い出して(思い出すの遅すぎる)ダメもとで飲んて寝てみたらかなりマシになりました。
早く飲めばよかった…
この時の船酔いがかなりキツくて。
新卒入社した会社で恐喝やパワハラを受けて体を壊し半年で退職したり、次に入った会社も2回続けて倒産してお給料貰えない時期が続いたりとそれなりの波乱人生を生きてきた私だけど、多分波照間〜石垣航路の船酔いが人生で一番辛かったことにランクインした。
これに比べたら大概のことは屁でもないわ。
波照間島のことが大好き。
でも「また来るね!絶対来るね!」とあれだけ誓ったけど、次に波照間島へ行くのは空路ができてからだなと思う。
▶︎13:00 時間が余ったので白保海岸
石垣港ターミナルに到着し、船を降りてから少しベンチで放心状態に。
生きて帰ってこれてよかった…
まだまだグロッキーだったので特に何かを見ることもなくバスに乗り空港へ。このあたりはもう記憶がない。
空港へ着いたらなにか冷たいものが欲しくなり、真っ先にジェラートを食べる。
生き返る美味しさ。
クールダウンしたらやっと体が復活。
15:30のフライトまでまだまだ時間がある。
せっかくなので石垣島も少し観光してみようと思い、ロッカーに荷物を入れて空港から比較的近い白保海岸へ。
バスで15分くらいでしょうか。
白保海岸は遠浅のシュノーケリングスポットで希少な珊瑚が多数生息しているとのことですが、台風が近いこともあってなんだか荒れた様子。
海岸は大きな石がごつごつ。
波照間島のビーチとはずいぶん雰囲気が違うのが面白くて、海岸沿いをたっぷりお散歩。
それでも海は水色をしていて澄んでる。
お天気の良い日に来れたら良かったなー。
風が強くなってきたので早めに空港に戻ることに。
▶︎新石垣15:30発>羽田18:15着
空港に戻り、お土産屋さんをぐるぐる回って欲しいものがあれば買い足し。
波照間島行ったのに、石垣島のお土産買うのってなんか邪道じゃない?という謎のプライドがあったものの紅芋ちんすこうは大好物なので購入。
空港のお土産屋さんでは波照間島で700円で購入した泡波がなんと5000円でした。恐ろしい。
そして荷物を整頓して手荷物カウンターへキャリーを預けて搭乗口へ。
行きに飛行機乗る時は散々騒いでいたけど、2回目ともなると余裕。
これで石垣島ともお別れか…と思ったのですが、台風の影響で飛行機が遅れており、40分ほど待機。
心残りといえばシーサーが欲しかったけど気に入るデザインがなかったこと。
空港のお土産屋さんしか見れてないし、また次に石垣島来た時に探そうかなーと諦めていたところで、搭乗ロビー内の売店で掌サイズのシーサーを発見。
小粒でなんだか愛らしくて、お顔も愛嬌があって好み。しかも400円だった。
やっと会えたね!と思わず連れて帰ってきてしましました。飛行機が遅れたおかげで出会えた。
嬉しい。
たくさんの想い出と、泡盛と、シーサー2匹を連れて東京に戻ります。
長くて短い、波照間島への一人旅はこれでおしまい。
読んでくださった方、本当にありがとうございました。
最後に。
これから波照間島へ行く方もいらっしゃると思うので、費用や持ち物、注意点などをまとめた記事こ書こうと思います。
⑦へ続く
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