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自分の身体の癖を知ろう(ランニングフォーム矯正)

ランニングフォームを見直す上で、自分の身体の癖を知っておく事は大事だと思います。
無意識での動きは、自分の身体の持っている癖に影響を受けます。自分の身体がどうなっているかを知ってこそ、フォームをどうしていけば良いかを考えていけると思うんです。

簡単な身体の癖の調べ方

で、身体の癖といっても、色々なものがあるのですが、大雑把な、でもランニングにおいて大事な癖としては、重心の位置というのがあります。それは、色々な測定をしてくれる所とか、スマホのアプリとかデバイスとかで調べたりとかできるようですが、もっとお手軽に調べる方法があります。
それは、目を瞑って、もしくはアイマスクをして、その場で足踏みをするというものです。

それを行う場所は、ちょっと考えた方が良いです。というのは、大抵の人は移動してしまいますし、しかも目を見えなくしている状態なので、どこかにぶつかってしまうかもしれないですから。なので、周りに何もない所で、あと、可能なら誰かについてもらって安全を確認してもらった方が良いと思います。それで、元の場所とのズレがわかるように、マス目のようなものがある場所で行うのがベストです。
そうして、目を瞑る、もしくはアイマスクして、30歩足踏みして目を開ける、もしくはアイマスクを取る。その時に、元の場所からどれくらい移動してしまっているかを見て、自分の重心の癖を知ろうというものです。
例えば私の場合、かなり前方に動いていて、あと少し左にズレ、身体の向きも少し左側に回転してしまっていました。これはつまり、重心がかなり前に方によっていて、左に重心がかかっていて、少し身体の向きも左に捩れ気味だ、という事だと思われます。

癖を調べてどうするの

で、自分の癖を知ったとして、それでどうするんだ、という話ですよね。

苦手な動きを知る

ランニングドリルなどでランニングの動き作りの練習をした時に、どうしても上手くできない動きというのがあると思います。その原因を考える時に、自分の身体の癖を知っている時に役に立ちます。
例えば、引き付けのドリルをした時に、左足だけ上手く踵がお尻に当たらなかったとしましょう。その時に、左足の前腿の柔軟性が悪い場合もあり得ますが、身体の癖が左重心だった場合、右足にちゃんと体重が乗せられないために左足の引き付けの時に不安定になって引き付けができない可能性もあります。その場合、左足前腿のストレッチをやっても改善には繋がらない訳で、右足でも身体が支えられるように鍛えた方が良い訳ですね。そのように、癖を知っていることで、より良いトレーニングを考える事ができます。

身体の癖を修正する

あと、ランニングは長時間の運動でダメージコントロールが重要な運動なので、なるべくなら癖は小さい方が望ましいです。なので、癖を修正できるならした方が良いと思います。
その時に、そもそも癖を知っていないと、どう修正すれば良いか分からないですよね。
例えば私はかなり左足重心なのですが、普段の生活の中で(例えば歯磨き中なんかに)ついつい左足に重心をかけてしまっているのを注意するようにしました。それに気づいた時に右足の方に重心をかけるように修正するようにしました。もちろん右足を鍛える事も重要ですが、使い方自体に癖がついてしまっていますので、日常の中で注意して行った方が効果は大きいように思います。
これをやるためには、自分自身の深部感覚を改善する必要があるかもしれません。今、自分がどちらの足にメインに体重をかけてしまっているか、が感じ取れないといけないですから。でも、意識を向け続けていると、感じ取れるようになってきます。感じ取れたなら、逆足に体重をかければ良いので。深部感覚が鈍い人は、どちらの足に体重がかかっているかが感じ取れない事も多いでしょうから、こういった「測定」で自分の体重の掛け方の傾向を知っておけば、意識を向けやすいです。
そういう事を続けていけば、少し改善できたりします。(一時期、年一回、運動測定のような所に行っていて、重心バランスを測定してもらっていたのですが、それが年々少しずつ改善していっていました。)
あと、前後については、私は反り腰という癖を持っているのですが、それが原因で前重心になっています。この癖はランニングにとってはプラスの面もあるのですが、マイナス面もあるので改善を試みています。(この改善法はまた別の機会に。)

とにかく、自分の癖を知る事が、最初の一歩となりますので、是非とも試みてもらいたいな、と思います。

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