「自分の名前、好きですか?」
あなたは自分の名前が好きですか?
ある日、自分の名前がそんなに好きではないな~と思い、
思い出したことがありました。
小学校の宿題で出た、『自分の名前の由来を知っていますか?』
名前はその人を表すもの。
子供の名前には親の願いが込められていることが多い。
そこで、母に自分の名前の意味を聞いてみたところ、
「あんたの名前は、お父さんがおじいちゃんの名前の一文字と、寛大な子に育って欲しいという思いからつけたんやで。」
この瞬間、私の中で、自分という人間性の理想像がロックオンされたのかもしれない。
そして、それ以降、自分の名前について聞かれると毎度私はこう答えてきた。
『”ひろ”は、寛大の寛と書きます。』
「寛大」の意は、
優しい、広い心を持つ、与える。
これを叶える為には、
怒らない、
受け入れる、
断らない、
差し出す。。。。
こういったことを知らぬ間に意識し、名前の漢字を聞かれるたびに、
自分で自分に言い聞かせて、生きてきたのです。
ところが内観や瞑想を通して、自分のコアに近づいていけば行くほど、
”寛大である自分”であることに、疑問が生じ、その疑問から生じる問題は段々と現実世界で私を困らせ始めた。
そんなある日、なんとなくネット検索をしていてある書に、一目惚れした。
外側の世界に対して、寛大であろうと努力はしていたが、
果たして自分自身は寛げていただろうか。ゆとりを持てていただろうか。
美しく人生を舞えていただろうか。。。。
どうやら、私は「寛大」という言葉の意味を、ひどく屈折させて、これまで生きてきていたようです。
『広くゆとりを持った心で周囲を寛がせる。』
素敵じゃないですか!
それにはまず、自分が寛いだ状態でいること。
2022年、本当の意味での自分を生きる!
たまひろの、「ひろ」は寛ぐと書きます。
皆さまも、今一度、ご自分のお名前に対して自分が持っているイメージと本当の意味にズレが生じていないかを知る、良い機会かもしれませんよ。
年末、ひっそりと行ったワークショップの中で、簡単に名前に関するワークを行ったところ、意識が変わった!と喜んでいただいたので、ここにも記すことにしました。
書道家の田川悟郎さんの『寛』の書との出会いがヒントとなり、ワークショップで皆様に循環できたことなので、作品を我が家にお迎えしたいと思い検索したところ、2017年より末期がんステージIVの闘病中活動を続けられ、2020年11月に旅立たれたようです。
”身体がこの世から旅立った後も、残した作品に込められた魂は生き続ける。”
同じ末期がんステージIVの身として、偶然ではない、大切な魂の言葉を繋いでいただいた気づきとなりました。
愛をこめて
たまひろ