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どうして僕は特別支援教育を学んだのに通常学級で小学校の先生になったのか
僕は大学の学部生時代は、特別支援教育を学んでいました。
同じく学部にいた同期は約半数が特別支援学校の先生になっていきました。
ですが、僕は特別支援学校ではなく、通常学級の先生になる道を選びました。
特別支援教育が嫌いだったからではありません。
特別支援教育は好きでしたし、特別支援学校の少人数で、一人一人の子供たちに寄り添うことができる教育のあり方に魅力を感じていました。
今でも、特別支援教育は全ての教育の基礎であると信じています。
しかし、四年間特別支援学校や特別支援学級に関わっていく中で、二つ自分のことで気付いたことがありました。
一つは、現場の先生で、特別支援教育に詳しい人がそんなに多くないと感じたことです。
特別支援教育を学ぶ学科にいたので、特別支援教育の視点で子どもと接することができる人が多かったのです。
しかし、学校現場に行った際には、それは当たり前なことではないということに気付かされました。
障がいという努力では簡単に越えることのできないものの存在を認識できていないことは、大きな危険性を孕んでいます。
その時に、通常級の現場にもっと特別支援教育について理解がある人がいればと強く思いました。
もう一つは、僕は結果がすぐ見えることが好きだと言うことです。
教育は短期スパンではなく、長期的に子どもたちの成長を見守っていかなくてはいけませんし、子どもは教員の欲を満たすための道具ではありません。
しかし、教員も人間です。
子どもの成長が見えることがやりがいにも繋がっていくのも事実としてあると思います。
そして教員が幸せでないと子どもを幸せにできることは難しいとぼくは考えています。
だからこそぼくあ、僕個人の幸せを見た時に、通常級で働くことを決めました。
以上が簡単ではありますが、僕が特別支援教育を学んだにも関わらず、通常学級で先生になった理由です。
読んでくださりありがとうございました。
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