小泉しのぶ(小学校教諭×起業家→教育委員会×起業家 )

東京学芸大学教職大学院卒。現在教員一年目時に起業した、一般社団法人まなびぱれっとを運営しながら教員4年目として現場で奮闘中。教員1年目に寄り添う「はじめてのせんせい」プロジェクトやイベント等を通して、教員と教員以外の人が混ざり合う未来の実現に向け邁進中

小泉しのぶ(小学校教諭×起業家→教育委員会×起業家 )

東京学芸大学教職大学院卒。現在教員一年目時に起業した、一般社団法人まなびぱれっとを運営しながら教員4年目として現場で奮闘中。教員1年目に寄り添う「はじめてのせんせい」プロジェクトやイベント等を通して、教員と教員以外の人が混ざり合う未来の実現に向け邁進中

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子供100人と大人100人がペアになって1日過ごして人生を語り合う公立小学校での最高の瞬間

正直ここまでの空間になることを僕はイメージできませんした。 一言で表すなら多様性の日常化であり、可能性の爆発とでも言うべきかもしれません。 公立小学校に100人の大人が来て、100人の子供たちとペアを組んで1日過ごして人生について語り合う。そんな絵空事のようなことをやりたいと思ったのは夏の初め頃でした。 きっかけは総合的な学習の時間で行われている「1000人の大人と出会って、人生設計を考える 3Mプロジェクト」の一貫で、アーティストと子供たちが少人数のグループを作り、共同

    • 表現者として自分の強みと新しい喜びの体感知【RingNeという大きなイベントにクリエイターとして関わって】

      少し前にはなるんですが、RingNeというイベントで土還の儀のコンテンツディレクターとして、1つの体験型コンテンツを形にさせて頂いた。 「クリエイターとしてのしのぶを見てみたい!」 旧友澤海渡からの急な誘いから始まった僕の新しい挑戦 今まで教育しかやってこなかった自分にとっては未知のエンタメの世界 正直戸惑いがなかった訳でもない でも、面白さが勝ったのも本音である そしてやるからには徹底的にいつもと違う動きがしたかった それはマネジメントせずにクリエイターに専念するとい

      • 20代の教育者として発信される意味と覚悟【発信されることでしか伝わないこと】

        この夏たくさんのご縁を頂いて、多くの記事を書いて頂きました。なんと去年担任した子の生の声も載っていて個人的に感動しています。 みんなの教育技術では、【注目の若手&中堅教師に聞く「わたしの教育ビジョン」】という特集で尊敬する先輩たちの中で、今のところ唯一の20代で記事を記載して頂きました。 個人的には去年教えていた子の言葉が載っていることが大事だし、それでしか伝わらないこともあります。 また、教育行政職になった経緯や業務内容を教育長と共にEdTechZineで書いて頂きま

        • 初の全国規模の私学の小学校教員研修の講師【50名以上の先生が探究学習とAIを体感する3日間】

          今回ご縁をいただいて日本私立小学校連合会主催の第68回全国教員夏季研修会のメディア部会にて、3日間講師をさせて頂きました。50名以上の先生方にがっつり3日間研修する機会を頂きました。メディア部会は、元々は視聴覚部会で、現在はICTを活用した教育を中心に研修しているそうです。 このような貴重な機会をくださった田中先生をはじめ、メディア部会の先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。20代の若者を伝統ある全国規模の研修会で講師を依頼し、誰よりも学ぼうとされている姿勢には3日間刺激を

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        • 小泉しのぶの思考
          84本
        • 人間わらしべ長者
          1本
        • 休止中 オンラインサロン「みんなのたまごせんせい」
          7本
        • 教員一年目記録
          294本
        • 教員二年目記録
          18本

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          自分が出ないのに自分の汗で誰かが輝く黒子にしかわからない喜び【中学校での外部人材活用と100人規模の探究学習シンポジウムの裏方】

          この4か月間を経て、久しぶりに裏方の仕事に徹している訳なんですが、個人的に新しい感覚を手に入れられているので、人生の幅が広がったなと思う。 最高のパスをして、輝かせたい人が輝いてくれたり、自分が思った以上の結果でシュートを決めて成長してもらえる感覚。 雑務をするから裏方というよりも、物事を進めていったり、人や組織を成長するために最高のお膳立てをして、盤面を整える感じ。 新しいこの感覚は教育者としての喜びの引き出しを増やしてくれていて、ある意味でいうと実践のフィール

          自分が出ないのに自分の汗で誰かが輝く黒子にしかわからない喜び【中学校での外部人材活用と100人規模の探究学習シンポジウムの裏方】

          幼き頃に家にあった新聞に自分が出る不思議な喜び【富山県の世話になった人に感謝を】

          今回、縁あって富山県を中心に発行されている北日本新聞に個人インタビューが掲載された。 自分が小さい時に読んでた新聞に自分が出るのは正直、不思議な感じだ。 あの時、たくさん載っていた知らない誰かに自分がなっているなんて、夢にも思わなかった。 自分が富山県生まれということを感じる機会は意外と少なくない。 天気や食べ物の話を一つとっても富山というだけで、「水が綺麗で」「お米が美味しくて」「魚が美味しいよね」などなど 富山県の魅力は外からだから感じることが多い。 だが、富

          幼き頃に家にあった新聞に自分が出る不思議な喜び【富山県の世話になった人に感謝を】

          鎌倉行って教育委員会で何をしてる?【教育界を知り、世界に触れる修行の道】

          鎌倉に来て3か月 それは教育委員会で働き始めて3か月ってことになる 教育委員会に来て、一番世界の見方が変わったことはいかに多くの人が学校現場を守ろう・助けようと努力しているかということだ。先生という立場でいた時にも痛感していた「現場が最前線」という感覚は間違いないと思う。教育委員会はそこから視点を言い換えると「最前線にいる人が最前線で活躍できるためにいる土台であり装飾品」って感じだ。 教育委員会に来て、こんなにも多くの人が学校現場のために汗をかいていることに感動した。同

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          新天地で直面した自分の生きづらさ【解像度を高めた3か月間と現在地点】

          鎌倉に来てもうすぐ3か月になる。 正直に人生の中でこんなにも苦しかったのはいつぶりだろと思うくらい悩んで、自分と戦った3か月間だと思う。 誤解を恐れずに言うと、新しい仕事へのやりがいも、鎌倉という土地へのワクワクも十分すぎるくらいある。 ただ新天地で、住むところもローカルコミュニティも変わり、新しい仕事というトリプルパンチの中で、本当に生きるのに精一杯だった。いや生きるのが大変だった。 一番大きかったのは、ローカルコミュニティが変わったことだと思う。僕はモヤモヤを心の中

          新天地で直面した自分の生きづらさ【解像度を高めた3か月間と現在地点】

          デジタル名刺プレーリーカードを作るまでの軌跡と込めた想い【友であり、ライバルとのアサヒ荘での出会いと葛藤と挑戦の先に】

          今回小学校教員から鎌倉市の教育委員会に移るタイミングで、デジタル名刺の「プレーリーカード」を作った。 プレーリーカードについては下記のリンクを見て欲しい。 さて、このプレーリーカードなのだが、実はこのカードが作られたかなり初期の段階から、その存在を知っていた。それはこのカードを作った人が僕の友であるあかねと大地さんだからだ。2人とはアサヒ荘というクリエイターが集まるシェアハウスで出会った。アサヒ荘はそもそもあかねが発起人なり、大地さんやひろくんなど6人のクリエイターが集まっ

          デジタル名刺プレーリーカードを作るまでの軌跡と込めた想い【友であり、ライバルとのアサヒ荘での出会いと葛藤と挑戦の先に】

          誰とどこでも学べるに形に向けて空間作りとコミュニティ作りへの挑戦【教室のフリーアドレス制とオープンスペース改革、授業改革の1年間の軌跡】

          1年間かけて挑戦してきたことの1つに空間づくりがある。 子ども達がコミュニティのメンバーであることを自然と自覚するために、できるだけ多くのことを自分で決められるようにしたかった。僕の中で、将来子ども達が自律して学び・コミュニティを作っていくためのスキルを身につけて欲しいと思い、学びの空間から責任をもってもらいたかったのだ。 そこでまず始めたのが席の形を決めることだ。席の形は子ども達と相談して日直が一周したら投票によって形を変えるというものになっていた。これまで裁判型、床型、

          誰とどこでも学べるに形に向けて空間作りとコミュニティ作りへの挑戦【教室のフリーアドレス制とオープンスペース改革、授業改革の1年間の軌跡】

          オープンスペースを広場にしない!板橋第十小学校×まなびぱれっとの挑戦【初めての文部科学省からの採択事業「COーSHAプロジェクト」】

          板橋区立板橋第十小学校は各学年のフロアにオープンスペースがある。4年生もオープンスペースがあって、何度も何度もその姿を変えてきた。 1学期は僕の私物の学級文庫700冊を配置したことで、本が手に取りやすい環境は作ることができたが、それ以上のことはできていなかった。2学期になり授業の在り方が変わっていく中で、オープンスペースもその在り方が問われていた。最初に目をつけたのは本棚だ。本棚を本棚としてだけ使おうとするとどうしても空間が狭くなって、ただ子ども達が活動できなくなるだけにな

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          自律した学び手に向け学びのコントローラーを子ども達に【一斉授業も自由進度学習も場所も人も内容も選べる算数へ】

          この1年間、4年生が学年全体として算数の授業の在り方を模索してきた。 1学期は学力が近しい人でクラス分けを行っていたが、学力と同様に学び方の相性があることが見えてきた。最初は授業内自由進度学習に取り組んでいたのだが、同じ学力でやるとあまり子ども同士のあまり相乗効果が生まれないことやどの学力層でも一斉授業のスタイルがあっている子も自由進度学習があっている子もいた。 そこで、考え方を変えた。こちらがクラスを決めるのではなく、子ども達が学びたい方法でクラスを選べるようにした。そ

          自律した学び手に向け学びのコントローラーを子ども達に【一斉授業も自由進度学習も場所も人も内容も選べる算数へ】

          SHIBUYA QWSでの人生設計発表会に込めた願い【場のもつ力と場を経験することの価値】

          1年間の学びの発表の場として、SHIBUYA  QWSでの人生設計発表会を行いました。これまで1000人の大人と出会ってきた子供たちでも自分の人生設計を話すのは緊張していました。これまでの経験で他者と関わるというスキルに関しては、クラスや学年というラインを超えて、大人とも関わることができるようになりました。一方で、自分の考えを表現するスキルに関しては、クラスや他の学年の子ども同士であれば伝えられるようになってきていましたが、大人に向けて自分の考えを表現することには難しい子がま

          SHIBUYA QWSでの人生設計発表会に込めた願い【場のもつ力と場を経験することの価値】

          アーティスト100人と小学4年生100人が画用紙1枚に未来を描く

          この1年間で一番の授業だったと思う。 100人の小学4年生が100人のアーティストとペアを作り、自分で作った人生設計を基にしながら「未来の自分に向けて」というテーマで自分の想いをアーティストの力も借りながら絵で表現した。 子ども達はこの1年間で総合的な学習の時間を中心に1000人の大人と出会い、多くの人との出会いからたくさんのことを吸収して、本当に素晴らしい人生設計を作り切った。 しかし、自分の人生設計は自分で評価することはできない。だからこそ、自分ではないと誰かに伝える

          アーティスト100人と小学4年生100人が画用紙1枚に未来を描く

          大切な友の旅立ちに送る 僕なりの形の感謝状【4年間の想いを込めて】

          初めて4年間寄り添ったかけがえのない友へ 教員になって4年が経った この4年間ありがたいことに僕は周囲に恵まれていた 新型コロナウイルスの影響の中で何かしなければならない そんな想いでがむしゃらに動いたことでかけがえのない友に出会えた これまで多くの学生と会ってきたが、昨日は初めて大学1年生から4年生までそばで見ていた友の旅立ちの日だった 卒業式の後に、夜遅くにインターホンがなった クラスの子ども達への文集の準備を終えてくたくただったけど不思議と体は軽い 扉を開けるといつも

          大切な友の旅立ちに送る 僕なりの形の感謝状【4年間の想いを込めて】

          28歳最初の1日は衝撃のサプライズから

          今年度は1年間で1000人、1日で100人という数字に拘ってきたわけなんですが、3/13の28歳という節目の日に大好きな仲間たちが中心になって【100人にこだわった一年に100人の寄せ書きを送ろう】という企画をしてくれました。100名以上の方からお祝いの言葉を頂きました。お祝いのメッセージをくださった皆さん、それとは関係なく個別にお祝いメッセージをくださった皆さん本当にありがとうございました。 めっちゃ嬉しかった!!笑 僕は本当に感情を表に出さないので、伝わってないところも