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行き詰まったらとりあえず書いて吐き出してみる
研究の作業をしていると、急にやる気が出なくなることがある。
ついこないだまで、
図書館での作業最高!文献読むの楽しい〜!
とノリノリで作業していたのに、急に
なんか嫌だ…楽しくないしもうやりたくない…
と減速し始める。
自分でも、一体なにがあったのかと戸惑うぐらいだ。
そういう時に無理にそれまでと同じことを続けようとしても、ひとつも楽しくないし、机に向かうことが苦痛になってしまう。
そして、こういう時はだいたい自分のなかで何かが引っかかっていたりモヤモヤしたりして動けなくなっていることが多い。
はっきりと意識にのぼらなくても、このまま進むのはよくないということを、心は直感的に感じ取っている。そんな感じだろうか。
なので、どこで引っかかっているのか洗い出すためにも、今思っていること、モヤモヤしていることをとにかく書き出してみた。
すると、あら不思議。
書いている内に、自分が今どういう状態で何が足りていないのか、だから今何をしたらいいのかが少しずつ見えてきた。
わたしの場合、まず人に相談しなさすぎ。
研究に行き詰まったら、指導教員にでも大学院友達にでも聞いてみればいい話なのだが、なぜか自分一人で考え込んで悶々としている。
いろいろ書き出しているうちに、シンプルに「聞けばいいやん」となった。
そんなことかよ!という感じだけど、書き出すまで相談していないことにすら気がついていなかったのだ。
つくづく、自分のことというのは案外分かっていないものだなと思う。
それから、もう一つわたしに足りていなかったのは情報。これもシンプル。
研究をすすめていくにはいろいろな情報が必要になるが、圧倒的にここの部分足りてなくね?というところがあった。
なのに、ずっと違う種類の情報の文献ばかり読んでいた。そりゃ読めども前に進まないわけだ。
こんなふうに、なんとなーく悶々として身動きが取れないことも、紐解いていくと根底にある問題は意外とシンプルだったりする。
でも、自分でもなかなかそれに気がつかないもの。書き出すということは、まずそこに気がつく一つのきっかけになると思う。
実際に書いてみて導き出したことが合っているのかどうかは分からない。上に書いた自分のことだって、やってみても解決しないかもしれない。
それでも、仮にも次に何をしてみればいいのか見えてきたら、とりあえずは納得して動き出せる。
そして、やってみてやっぱり上手くいかなければ、また改めて書き出して整理し直せばいい。
きっとそれを繰り返して前に進んでいくものなのだと思う。
行き詰まったらいったん書き出す。
次にまたモヤッとすることがあったら、早めにそうしようと思う。