⑭生と死の間
「かまってちゃん」「弱い人間」
「死にたいという人間は自殺しない」
精神科に通院したり、自傷したりする人が
一度は言われたことのある言葉。
もちろん私も。
私が飲んだ薬の量は、致死量を越えていたそうだ。しかし連絡のつかない私を心配して来てくれた彼氏に発見され、病院で処置を受け、命をとり止めた。傷は20針ほど縫合した。
退院の日、彼に付き添われて精神科を受診した私は、レイプのこと、バイト先でのことを医師に話した。先生は病名はPTSDであること、バイト先での出来事はフラッシュバックと呼ばれる症状であることを説明され、入院するように言われた。しかし当然入院中はリストカットは禁止であり、それは私にとって耐え難い苦痛だった。結局入院せずに様子をみることになった。1人でいるのは危険なため、しばらくの間彼の家で暮らすことになった。自傷なしでは生きていられない。私にとってリストカットはまるでアディクションのようだった。
この頃の私は生きているのか死んでいるのか、自分でもよくわからなかった。死にたいと思いながらも、生きるためにリストカットをしていたように思う。常に張りつめていて、ちょっとしたことで糸がぷつんと切れて死んでしまいそうになる。死の世界に吸い込まれるように。そんな不安定さだった。
サポートなしでも生きていけるので大丈夫です。もしサポートしていただけるなら、自分へのご褒美として、美味しいものを飲んだり食べたりします(人´3`*)~♪