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専業主婦になり学んだ、あたりまえ過ぎること

専業主婦になり、衝撃の事実を知った。
それは、あまりにも当たり前のことだった。

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かつては、翌朝の始発電車で会社から自宅へ帰ることもめずらしくない、仕事漬けの人間だった。
なんとなく、生活スタイルもお金もカツカツだったが、そのことと真剣に向き合うことはない20代を生きてきた。

出産で仕事から離れ、夫の転職で、大都会の大阪から九州の片田舎へ引っ越した。
当時、30歳。

ついに、暮らしとお金について真剣に考えるようになった。

夫の稼ぎだけになり、このままではいけないと、漠然とした焦りがでた。
子どもを育てる責任について、考えた。
お金に限りがあることを知った。
家族で、楽しく健康に暮らしたいと思った。
想いが日々大きくなり、同じくらい、不安や不満もふくらんでいった。

だから、行動しようと立ち上がった。

そこから、本気の暮らし改革がはじまったのだ。

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生きていく上で必ず必要となる、衣食住、お金
無頓着な時期も、散財していた時期も、胃が痛くなるような節約の日々も超えてきたからこそ、心の底から納得できた。
だれもが知る、暮らしにまつわる当たり前のことを3つ紹介しよう。

もしかしたら、改めていわれると、ギクリとすることがあるかもしれない。

[目次]

  1. お金はすぐになくなる

  2. 暮らしを整えるとこころも整う

  3. 料理は、細く長く

  4. まとめ


1.お金はすぐになくなる


お金は、使えばなくなる。

当たり前すぎてゾッとするだろう。
しかし、この当たり前すぎて世にも恐ろしい事実を、決してあなどってはいけない。

考えもなしに使っていると、思いのほか簡単に、ものすごい金額が消えていく。

なにげなく立ち寄ったコンビニで買った、飲みものやお菓子。
100均で買った便利グッズ。
買いすぎて腐らせてしまった食材。
控除を知らず、払っている税金。

支払ったお金のぶんの価値があるのかも知れず、ほら、どんどん消えていく。
ホラー。

だからこそ、お金を使うときの目的や意思を、よく理解することが大切なのだ。

「なんのために使うのか」
「誰のために使うのか」
「必要なものなのか、欲しいものなのか」

これらを理解し、コントロールする。
すると、お金を使ったときの満足度も高くなり、お金がなくなったときの喪失感や罪悪感は、軽くなる。


2.暮らしを整えるとこころも整う


暮らし(衣食住、お金)を身の丈におさめていくと、いい変化がみられた。
生活の不安、家族を含めただれかへの不満、自分に対する嫌悪。
それらネガティブな面が、改善されていったのだ。

目に見えるストレスが減ると、精神面という目に見えない部分へのケアにあてる時間や、心の余裕ができる。

暮らしぶりとひとの内面は、つながっている。
どちらからでもいいだろう。
手をつけやすいほうから少しずつ見直してみよう。
自分の力で整えた実感は、これからの人生の糧になる。


3.料理は、細く長く


食べることは生きることで、ひとは食べたものでできている

そして、お財布にもからだにもやさしい食生活は、やはり自炊だ。

生活の要となる自炊を、自分1人の分にしろ、家族の分にしろ、毎日つづけるのだ。
むりをして手につかなくなるよりも、多少手を抜きながらでも、負担は軽いほうがいい

細く長く。
さきは長いから、シンプルで質素な、からだにやさしいものを、腹八分目で。
ご褒美や贅沢も、ときどきありながら。
そして、えがおと健康をバロメーターに。

料理をしながら無心になれるときが癒しだと思えるようになると、心身の健康は、ほぼ保証されたようなものだ。

健康は財産で、それはコツコツと続けられるくらいの食生活でつくられていく。


4.まとめ


生きていれば消耗する、という当たり前のことを受け入れることからのはじまりだった。

一人暮らしを始めたとき、社会人になって働きながらやりくりし始めたとき、暮らしにまつわる当たり前が試される。
かつてを振り返ると、出題範囲もしらず、基礎知識もなく、テスト本番を迎えたようなありさまだった。

身の丈で暮らす持ち物を見直す家計簿をつける自炊する
これらは、暮らしの基礎なのだ。

当たり前をはやくから知っているほうがいかに生きやすいのかなど、言うまでもない。

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