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【書評】暮しの手帖32 autumn 2024 10-11月号
お昼間にもかかわらず、温かいココアが飲みたいと思う季節がやってきた。
季節が変わると、暮らしの味わいも変わる。
今年は、どう楽しもうか。
アイディアを探すために、暮しの手帖を読みはじめた。
今回の内容は?
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NHK朝ドラの「虎に翼」対談からはじまる。
対談したのは、脚本家の吉田恵里香さんと、元NHKアナウンサーの山根基世さんだ。
つづいて、季節の食材を使った料理では、鮭と柚子が印象的だった。
とくに、柚子のアレンジレシピ。
簡単に楽しめる工夫がいくつか紹介されていたので、スーパーで見かけたときには、忘れずに買って帰ろうと思う。
新連載も、よかった。
「りんごの木」代表の、柴田愛子さんが手がけている。
子育てに限らず、視野が広がる内容だった。
買物案内では、「きれいに書けて手頃な筆ペン6種」が紹介されている。
冠婚葬祭、年賀状。
必要な機会が増えてくる季節か…。
ふと、そう思いながら、家の筆ペンの調子を確認しようと思った。
買い換えるなら、あれかな。
そして、「あの時のわたし」というコーナー。
綾戸智恵さん「味噌汁の味」は、目に涙をためながら読んだ。
学ぶことや気づかされること、楽しそうな内容が、今回もあふれている。
クッキー缶のことや、書皮(しょひ)、人権についても、じつに興味深い内容だった。
見つけた名言
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/159295359/picture_pc_d0265d09e8added36dd0672863a00d45.png?width=1200)
どんなときでも、そこに帰っていける。
そんな「居場所」があったらなあ。
そう、この社会がそんな「居場所」だったら、どんなにか生きやすいことだろうと。
個々人のまぁるい包容力、目線を合わせてあげる心の余裕はどうなっているだろうかと、時々心配になります。
その人が持つ嗜好や感性をなくして、出っぱったところはへこませて、へこんだところは出っぱらせて。もうそれは、その人がその人でなくなっていると思うんです。
「好きなことがひとつあれば、人間は生きていけます」
まとめ
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「こころの底ふかく沈んで」という言葉が、表紙をめくると、そのすぐ裏面にある。
きっと、今回読んだなかにあるたくさんの言葉や知識が、こころの底に沈んでいき、いますぐではなくても、いつかのわたしを支えてくれるのだろう。
次号の発刊日は、2024年11月25日だ。
こんな人におすすめ
・いま、「居場所」について考えている
・読書の秋、どんな本を読もうか、どこの本屋さんに行こうか、と探している