「似合う色」 とはこういうこと
「似合う」 「似合わない」
は巷でよく聞く言葉ですが、私はそれがよく分かりませんでした。
デザインの似合う似合わないは何となく分かるのですが、特に色に関してはさっぱりだったのです。
「大人っぽいからピンクは似合わない」
「落ち着いているからベージュが似合う」
というような色と人のイメージを一致させることとは違うようです。
1980年の半ば辺りから、「似合う色を診断します」というサービスを見かけるようになりました。私はまず似合う色についての本を読んでそのサービスを申し込みました。
診断を受けて分かったことは
色が似合うという状態は、
着物を選ぶときよく使う
「顔映りがよい」
ということ
そうして似合う色のアドバイスは
「赤が似合います」「青は避けましょう」
ということではなく、
「こういう赤がお似合いです」
「青ならこういう色みにしましょう」
と一色ではなく複数の色が入ったグループを提示されることでした。
若い頃の私は肌の状態が良くなかったため、きれいな色の服を着られないでいました。
似合いもしないのに、それに気づかないことは恥ずかしい
という思いと、
こんな肌の状態が悪い私が、きれいな色を着ることは図々しい
ように感じていたのです。
現在の図々しく明るい色を着ている私を知っている方は驚かれるでしょうね。