「似合う色」とはこういうこと… 顔映りとは
色は、周囲にある色によって違って見えることがあります。
下の図をご覧ください。
真ん中のしずく型の色は全て同じですが違って見えませんか?
服の色によって顔色が違って見えるというのは、こういうことです。
カラー診断というのは、たくさんの色の布を顔の傍に当てて、顔映りを比較します。
この比較の良い印象の状態が
「顔映りの良い色=似合う色」
と言われることになります。では、良い印象、そうでない印象、一体どうやって判断するのでしょうか。
「良い印象」は「おいしい」「いい香り」などと同様、感覚的なものであり、個人によって感じ方が異なります。正解はありません。
顔が明るく健康的に見える状態は、多くの人に印象が良く感じられます。
「顔映りが良い」=「似合う」の一般的な基準になります。
後に述べますが、この
「一般的な」「多くの人の」解釈は絶対ではありません。
私の立ち会った事例でいうと
同じ現象でも
「肌色が白く見えて良い」
と解釈する方と
「顔色が悪く見えるので良くない」
と解釈する方がいるということです。
これはどちらが正しいかではなく、どちらがその方の
「こうありたい」を実現して「心の庭が満たされるか」
かによるのです。
私たちは何色の色を見分けることができると思いますか?
一般的に750万~1000万色と言われています。
それだけの色を全てテストするわけにはいきません。
そこで、その方の持っている色(肌、髪、眼の色)に調和する色をグループ化したものを「あなたに似合う色のグループは〇〇です」とアドバイスします。
診断する人のメソッドによって、グループの数は異なりますが、一般的には4グループが基準になっています。
前述したように、「赤が似合う」ではなく「こういう赤が似合う」というアドバイスで、一つのグループの中に色々な色みがあります。