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石徹白Life1373日目【人知れず献花の心意気に涙する夕暮れの男たち】
草刈り鎌がカチン!と音を立てて出逢ったお地蔵さん。1ヶ月ほど前に、肩まで埋まった状態で師匠に発見された瞬間です。
それから師匠が地蔵堂の設計図を書いて、手仕事で材木を組み上げて、ペンキを塗り、村の絵図を貼り、家紋を描きました。
私はお地蔵さんの台座を彫らせていただきました。
妻は頭巾と前掛を作成しています。
師匠と2人で石を大量に運んだり、周辺の草刈りをしたり、
敷地の内外も整えました。
そうして本日、地蔵堂を安置することができました。
江戸時代の麻布を巻いて、除幕の準備万端です。
とても氣が入った状態になり、輝いて見えました。
これまで師匠とあれこれ作業してきましたが、
いよいよお地蔵さんを安置する本番も間近になり大詰めです。
そんな今日は、とても忙しかったですが、
とてもありがたいことがありました。
現地に到着して地蔵堂を置く石垣の傍らを見ると、
花束が置いてありました。
師匠と私、お互いに気づいていて、
相手が置いたのかと思っていたら、
全く違ったのです。
まだお堂もなく、お地蔵さんもいらっしゃらない、
今朝より前にどなかた存じませんが、置いていかれたようです。
人知れず献花してくださった心意気に感動して涙する私達でした。
ありがとうございます!!
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