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石徹白Life1581日目【春の始まりはキノコと野草と籾殻】

集落の結作業を終えて、自宅の原木キノコ場を整えました。冬から春にかけて落ちてきた枝葉を集めます。
今朝は氷が張るほどの冷え込みでしたが、昼間は気温上昇で汗ばむほど。

去年は春の雨で濡れて重くなった枝葉を集めたのでかなり大変でしたが、今年は隣のじいさまが畑で同じことをしていたのを観察していたのもあり、時期を逃さずできました。長い間の経験で、ここ!という時があるのでしょう。日付ではなく、その年ごとの季節の移り変わりを見極めて動くことの大切さを感じました。

雪の重みでシイタケの原木が何本か折れていましたが、芯までびっしりと菌糸が入っていて、まだしばらく期待できそうです。
#シイタケ #なめこ #ヒラタケ  といった今までの原木たちと、
去年の春に仮伏せしていた15本もあわせて、本伏せに移行しました。
古くなった竹の物干し竿を切って、杭と支えを作ります。
結びつけは、その辺に生えていたマタタビの蔓と除伐した楮の樹皮を使いました。

午前中のうちに、母子で野草採取に出かけたらしく、お昼ご飯は娘(小4)の手料理。
天ぷら3種(フキノトウ、タンポポ、よもぎ)に、野草のおひたし(カンゾウと何かと人参)を作ってくれました。美味しかった。

そういえば自分が小4の時は朝から晩まで遊び惚けていたなあと思い出しました。初めて作った味噌汁が味気なく不味かったのもしっかり記憶に残っています。後になって出汁が入ってなかったのだと気づいたわけですが。・・・ということは母がダシの素が入っていない味噌を使っていたのでしょう。子どものころに経験したことや失敗は今となってはありがたく、親になってみて、子どもたちが成長していくにしたがって、初めて感じることや思うことがありますね。

夕方、子どもたちと完熟堆肥の床材に籾殻を17袋いただきに行きました。スコップ、じょれん、手箕、米袋など、田畑の道具を使って乾いた部分だけをすくい取って袋に入れます。

働きながら遊ぶ。
遊びながら働く。

境界線が解けていく先に面白いことが待っている。
子どもたちもあと20年したらそのことに、ふと気づく瞬間があるかもしれません。

そういえば隣の集落は桜が満開でした。
山桜もぽつりぽつりと森を彩っています。

春爛漫、間近なり。
さあ、二本足の私たちも旬を味わい尽くそうか。

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大西 琢也  TAKUYA ONISHI
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