シェア
大庭 拓也|Nikken Wood Lab
2022年10月30日 16:26
「木を使う」=「環境に良い」は本当だろうか?カーボンニュートラルやSDGs、木材利用促進という社会の大きな流れの中で、ますます都市や建築における木材利用がトレンドとなってきている。組織の中で専門の活動を始めて数年が経ち、「木づかい」には適切なアクセルとブレーキが必要であることを学んだ。その中で最近考えていることを整理してみる。木は使うだけではダメ一つ目が、戦後拡大造林の中、植えられ
2020年6月21日 17:19
「背に腹はかえられない」とは言えない木材利用中大規模の木造建築に従事し始めて5年の月日が流れようとしている。現在では担当プロジェクトのそのほとんどが木造化、木質化されており、その社会的意義を感じながら、同時にその未開拓への難解さを痛感する日々が続いている。木造は他の構造種別(RC造・鉄骨造等)と比較し、材そのものが有機質で構成されており、材自体の経年変化を前提とされた設計作法や、構造体や