休み方がわからない
フリーランスのライターになってから、ふと自分の休み方が「下手だなぁ」と感じることが増えた。もちろん、適度に休息をとることが大切だという自覚はある。しかし、いざ休みを取ろうとしても「何をすればいいのか?」と悩んでしまう。
結局、やることに悩んだ結果、
「細かな作業を進めておこうかな」
「とりあえず休みながら考えようかな」
なんて考えながら過ごしてしまう。気づけば、休みが終わった頃には「今日は休んだのか?」という曖昧な気分だけが残っている。
休んだはずなのに、リフレッシュできたのかどうかにモヤモヤとしてしまう。
振り返ってみれば、会社員時代の休みは「何もしない(何もできない)」か「旅行に行く」のどちらか。ずいぶんとシンプルだった。
毎日の激務で心身ともに疲弊していたので、一人で過ごす休みの日はとにかく「現実を忘れること」しかできなかった。「何もしない」というよりは、何もできずにぼんやりと「現実逃避」をして1日が過ぎていく。
フリーランスになってからは、何もしない日がもったいなく思えるようになった。しかし、休みの日に予定を入れたくても「何をすればいいの?」と迷ってしまう。
会社員時代には、当時の彼女と一緒に旅行の予定を立てることもあった。月1ペースで、わりと頻繁に旅行してた。いまでは独り身となったのもあり、旅行に行く機会はめっきり減った気がする。
フリーランスとしての自由な働き方を手に入れた反面、休み方の自由さに戸惑う自分がいる。自分の時間を「どう使うのか」を決められる魅力はあるが、選択肢の多さに「何を選べばいいのか」と悩んでしまう。
本を読む?
映画を観る?
旅行に行く?
ゲームで遊ぶ?
あと、一人で楽しむことに慣れてしまうと、次第に新鮮さが薄れてしまっている気もする。友人と過ごす時間を増やそうにも、なかなか予定が合わないのも現実。
フリーランスにとっては「休み方を学ぶ」というのも、一つのスキルなのかもしれません。会社員時代のように、休みが自然とやってくるわけではない。
自分で意識的に休みを設けて、その時間を「どう過ごすのか」と考える必要がある。とはいえ、今年で36歳になりますが、リフレッシュするための新しい趣味を見つけることに難しさを感じてしまう。
なんとなく、やる気が出ないから。
結局のところ、フリーランスの休み方には「正解」がないのかもしれません。色々と実践してみて、自分にあったリフレッシュ方法を見つけるしかないのかも。
たとえ何もしない一日だったとしても、それで十分なのかもしれない。せっかくだからボーっとする場所を変えて、ソロキャンプでもはじめてみようかな。