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価値の広まりは知人友人から

「タクトさんが投稿している内容は、タクトさんの声が脳内で再生されるから価値があるんですよ。よく知らないオッサンの声で再生されたら、なんでお前にそんなこと聞かされなきゃいけないん。そもそもお前誰やねん!余計なお世話や!って思うじゃないですか(笑)」

 自分が毎日のように投稿している内容について、そんな言葉を受け取ることに。そして改めて、自分たちの価値は自分たちを理解してくれている人々によってこそ価値付けられる、と感じずにはいられなかった。

 逆に言うと、どれだけ有益な発信をしたとしても、どれだけ良いものを作ったとしても、第三者に「あなたはいったい誰?」「どうしてそんなモノを?」と門前払いをくらってしまい、価値提供に至ることは難しい。

 というわけで今回はシンプルに、自分たちの価値の広まり方を簡潔に整理してメモを残しておきたいと思う。

 一つ目の価値の広まりは知人友人への提供から。冒頭で記載の通り、見ず知らずの人が突然に自分たちの価値を認めてくれることは極めて稀。だからこそ最初は、自分たちのことを理解してくれている方々への伝播が欠かせない。

 例えば四角い形のミカンをアートの素材として販売を始めたとして、第三者からはバカにされるかスルーされるかで終わってしまう。けれども知人や友人であれば、持ち帰って家に飾ってくれたり、実際にアート作品を作り上げてくれるかもしれない。

 二つ目の価値の広まりは知人友人の発信から。そうやって知人友人が自分たちの価値を受け止め、そこから何か有益なものを見出してくれたなら、その情報は知人友人の発信を通じて外の世界へと少しずつ広がっていく。

 例えば知人友人が四角い形のミカンをインテリアとして飾っていたら、それを見た方が「それどこで買ったの?」と興味関心を持ち紹介に至るかもしれないし、職場で四角いミカンを食べていたら同僚が「どうやって食べるんですか?(笑)」と興味を示してくれることもあるかもしれない。

 三つ目の価値の広まりは積み重なった実績から。そうやって知人友人に伝わり、そして知人友人が外の世界に届けることで、少しずつ結果が現れ始める。客観的に第三者が見て価値を信じることができる数字やエピソードが登場し始める。

 例えば四角い形のミカンを乾燥させたものが、歴史的な木造建築のインテリアとして活用されるようになったり、その地域の特産品として道の駅で紹介されるようになったりすることで、自分たちと接点が皆無の方々が「四角い形のミカンには価値があるのかもしれない」と信じ始めるようになる。

 改めて書き進めてみて思う。自分たちの価値の出発点は、自分たちと繋がっている人々にあると。一足飛びに全く関係ない誰かにリーチをしても受け入れられない現実があるからこそ、自分たちが生きる中で縁を重ねる人々と関係を結ぶことができたかが勝負になると。

 少し長くなってきたので、この辺りで締めくくろうと思う。自分たちが世に提供したい価値は、自分たちの周りにいる人々こそが世に届けてくれる。だからこそ、繋がりを大切にしていこう。輪を広げていこう。笑顔を忘れず、貢献を重ねていこう。何か新しい挑戦を始めたい、これから新しいものを作りたい、そんな願いを持つ皆様のご参考となりますように。


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