アイデアの市場・至上・史上
アイデアを考案した際に「市場調査されました?」「競合調査されました?」「過去事例調べました?」といったコメントが届くことがよくある。それらを集約し、アイデアの市場・至上・史上の三つの観点をお伝えしていこう。
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アイデアの市場とは何か。それは自分たちがアイデアを考案した際、マーケットはどのようになっているのかを調査するものです。例えばその市場が右肩下がりなのか、どんな傾向にあるのか。
例えば新しいミカンを作るぞー!と思っても、そもそもミカンの消費は市場で右肩下がり。しかしニュースを眺めていると、諸々の事情でオレンジが手に入らない事態が生まれていて、こういった観点から新ミカンで勝負すべきかどうかの知見を得ることができる。
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アイデアの至上とは何か。それは自分たちがアイデアを考案した際、競合に該当するアイデアたちはいったい何が最も優れているのかを調査するものです。例えば、マーケットでシェアNo.1の特徴や、価格No.1の機能など。
例 えば新しいミカンを作って勝負するぞ!と思っても、今シェアNo.1のミカンはいったいどんな特徴があるのか?最も高く売れているミカンは何が違うのか?それらを把握することで、新ミカンは何を価値として届けるべきなのかの知見を得ることができる。
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アイデアの史上とは何か。それは自分たちがアイデアを考案した際、これまで過去に関連するアイデアたちはどのようなものが生まれ消えてきたのかを調査するもの。例えば、過去のスタートアップ失敗事例や新規事業の没ネタなど。
例えば新しいミカンで勝負だ!と思った際、ふと歩みを止めて歴史を見返す。かつて新しいミカンで勝負した人で、勝った人と負けた人は何が違ったんだろう?負けたミカンは何がダメだったんだろう?そんな過去事例を把握することで、どんな風に勝負すべきかの知見を得ることができる。
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アイデアを考案したら、ついつい自分たちはそれが素晴らしいものと勘違いしがち。だからこそ、市場の概況、競合の最良、過去の事例の観点を忘れずチェックしていこう。
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