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怪しげに出来上がった瞑想イラストから、心の深部を覗けたら

見える瞑想、瞑想イラストが好きで
続けて実践しています。

今回で4作目。
過去作とその歩みはこちらにまとめてあります↓

何も考えずに、ただ遊ぶように、
線と瞑想者を描き入れてから
思いつくまま模様や形を描いていく。

意図が極限まで除かれるぶん、
本人の無意識やその奥のものまで
露わになってくる。


やればやるほど、
その奥深さに圧倒されるようだし
心に内包する宇宙らしい広がりに
触れている気がしてきています。

ペースはゆったりだけど
継続して楽しんでいます。

この記事では、
先日描きあがった瞑想イラストを
詳細に眺めてみて見えてきた、
思考の癖みたいなものを書き置いておこうと思います。

たぶん、心を深く見られているはず、
と願いつつ。

怪しげな印象。

今回はとくに、
本当になんにも考えないまま、
ただ心地いい感じでスペースを
埋めていけた感覚があります。

にょろっとした枠線を描いたあと
最初に現れた瞑想者は、
てっぺんのこいつ。

そこかから下に向けて
放射するように二本の点線が伸びていく。
なぜ点線なのかは後で納得することになる。

次に現れたのは
点々で浮かび上がる大きな丸。

なんとなく、真ん丸いものを
この位置に入れたくなった。

より綺麗な真ん丸を描くためには
細かい点を集めていくことで、
調整しながら表していかなくてはならない。

そんな気がした。

同じように、等間隔で空間を区切るための
「直線」を描くために、点々でじわじわ
進めていくのが有効だと気づく。

最初の大きく広がった二本の放物線は
そのための点線だったと思う。

普通の線で描いてしまうと、途中で調整がきかない。

それを恐れた?気もしてくる。

「微調整」が好きなのかな、と。

細長く区切られた空間に、
小さな黒丸をそれぞれ並べてみたくなった。

この作業が心地よかったのは、
一つの黒丸を入れるたびに、
共通点を埋め込んでいる感覚があったから。

周りにある丸や模様によって
微妙に大きさと形が違っているスペースに
ある程度同じ位置に黒丸を据えることで、
レッテルを貼るみたいに共通するものを
見つけていく感覚。

(なんだかかなり微妙でわかりにくいことを
書いてる気がしてきました)

この「感じ」を翻って見てみると、
過去にアップした映画掘り下げの記事の書き方と
かなり似ていることに思い当たりました。

例えば、

SFの大作「メッセージ」を取り上げた時、

演出技法、宇宙人の特質、元になる理論の精密さ、
冒頭とラストの円環構造、サスペンス的面白さ、など
映画の中にある複数の素晴らしい要素をふまえて、
共通点を見出し筋道立てて文章にしていく「感じ」。

また、
以前いくつかアップした
「さんぽ日記」では、
道中を通して自然の中から浮かんでくるような
やはり共通点を見出して楽しんでいます。

ふくらみとか、

にょろにょろとか。

・・・
映画や自然を観察?分析?するときに
使っていた論理的な方法が
いみじくもこの瞑想イラストに現れているようです。

しかし破綻もある。

黒丸の大きさがバラバラになってしまったのは
狙ってではなく、ほぼ失敗した印象。

キモいなあ、と思いつつ描いてました。
たまには論理に収まらないドロい部分もあるよね。

全体から見て左上にいる瞑想者からは、

枝分かれのような点線が広がる。
カオスっぽいなあ、と感じつつ、
それを引き締めるために
両脇を黒丸で収めたイメージ。

なんとか論理で仕上げたいみたいだ。

なかでも気に入っているのはこの
下の部分。

最初に書いた大きな丸に向けて
だんだんと拡大していくイメージ。

ここには点線による区分けはなくて、
ただ呆然と広がる感じになりました。

論理じゃない部分も欲しかったよう。


最後に描いたのは、
真ん中あたりのくるっとしたスペース。

表紙絵にも使ったこの部分は

全体を象徴できたらな、と思いつつ
埋めていきました。

論理と丸み。
その統合を目指してる。

はっきりと言い切れないけど
遠からず当たっている気がして。

・・・
こんな具合に
瞑想したことを言葉で解いていくのは、
本末転倒のような気もしてきますが

イラストという視覚を介在させてみると
案外、いいところまで迫っているのではとも
思えてきます。

怪しくて細かい内容になってしまいました。

でも自分の心を知っていくって楽しい。
そのプロセスが表せられててたら幸いです。

あなたはどう感じたでしょうか?

お読み頂き
ありがとうございました。

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たくまる
ここまでお読み頂きありがとうございました。 こちらで頂いたお気持ちは、もっと広く深く楽しく、モノ学びができるように、本の購入などに役立たせて頂いております。 あなたへ素敵なご縁が巡るよう願います。

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