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古本喫茶の秘蔵書庫にお邪魔させて頂きまして、本棚作りの続き。

約5000冊ですって。
手前にも奥にも、写真に収まりきらないほど段ボールがありました。
これが全部、買取ではなくて無料の寄贈のみで集まったというんだから恐るべし。

古本喫茶の本棚リニューアルをお手伝いさせて頂いています。
今回はその一環として、普段は公開していない2階の書庫を見せて頂きました!

いやあ、圧巻でしたね。
本がひしめく部屋ってなんでこんなに興奮するんでしょう。

戦いに備えてじっと機会を待つ兵士たち、のように見えてきます。

今回の目的は在庫の把握。
全部の本を店頭に並べることはできないので、
本棚に並べるものと、在庫のままにしておくもの、
ネットで売っていくものを
ここから振り分けていきます。

こんな具合であと60枚ほど撮影したんです。

扱いに困って呆然としてしまう店主さんの気持ちが身に沁みてわかってきました^^;

ちなみに、撮影しながら、読みたい!と思って買わせて頂いた本がこちらです。

値段が付いていない本もあったのですが、
店主さんのご好意で、全部含めてたったの1000円!

いい本と出会えました。

前回の記事では、
「あっ、面白そう」と思ってもらえるような、捻りのある特集コーナーのネーミング案をご紹介しましたが、

店主さんがここから絞り込んで作った、
実際に並べる予定のラインナップも教えてもらいました。

まだ完全に決定ではなく準備中だそうですが
面白いですね^^

「この本って実はレアちゃう?
旧札持っとくよりよさそうやし、
よし!一冊持っとこか!と思って欲しいコーナー」

とか、
関西弁の親近感もあって
買って欲しい気持ちも柔らかく伝わってきつつ
おや? と興味を抱いてしまう。
「思って欲しいコーナー」っていうワードチョイスがまた微笑を誘われます。

こんな具合に、個性的で面白いネーミングで、棚を全部埋めてみる予定とのこと。
今ある本の中でジャンルとして多いもののメモを頂きました。

またこの場を借りて
アイデア発表させて頂きます。

・地元を舞台にした本
→ このあたりの地域が舞台になっているので、臨場感爆上げでのめり込む事ができる本

・詩集
→言葉で紡がれる、心の深淵へようこそ。
→言葉の海に飛び込んで、凝った心をマッサージできる詩の本たち。
(むずい^^;)

・古い本
→昔むかしの価値観が凝縮されているから、プチタイムスリップが体験できる本

(あと、古さ、という意味では浅いかもしれませんが、前回の記事のコメントで頂いて面白かった特集も置いておきます。タカミさん、ありがとうございます。)

「60年代、学生運動と若者が熱かった!」
「70年代フォークに酔いしれながら」
「バブルを感じる異世界、80年代の興奮」

・夏目など大御所の本
→文学の大ボスが残した不朽の名作を読んで、ドヤ顔できる本

・Rockな本
→ロックな反骨精神に感染して、上司や先輩に歯向かってしまい、生き辛くなるかもしれないけど、自由の素晴らしさを実感できる本

・日本の歴史
→日本を支えてきた先人たちの苦悩や努力を知り、自国の有り難みに酔いしれる本

・今月の作家
店主が睡眠時間を削って選び抜いた、今月の厳選作家の本

・画集、日本
→日本の侘び寂びを絵から感じ取って、心が洗われるような画集たち

・画集、海外
→ピカソってこんな絵も描いてたの!?あの画家のすごい絵と出会いまくれる画集たち

・図鑑
→思いがけない発見と出会えるかもしれない、知の冒険の旅へ誘ってくれる図鑑たち

・錦浦の小学生がよく読んでいる本
→給水所がわりに店に入ってきた小学生たちが、笑顔で楽しく読んでいる本

・中国語・英語・ドイツ語
→中国かドイツか英語圏に、友達と旅行した時、サラッと現地語を話してドヤ顔できるようになる本

・若い頃に読んだ本
→店主が若い頃に読み耽った懐かしの本で、きっとあなたも読んだら若返る本

・スポーツ
→運動するのはめんどくさいけど、気分だけでもスポーツをやった気になれる便利な本


・・・
こんな感じでいかがでしょうか? 店主の風杜さん。

良さそうなフレーズがあればどうぞ使ってみてください。

本棚作りって大変ですね。
ブックオフでバイトした事もあるんですけど、
全然違います感覚。むしろすごい楽しい。

風杜さんが作ったお店の個性を際立たせるお手伝いというか、
他にはない、独自路線での「本の関わり」を体験しつつ、それを広められる楽しみが感じられて嬉しいです。

棚のネーミングが決まったら、次は実際に本を振り分けて棚を作っていく作業ですね。

また馳せ参じますよ^^

・・・
この古本喫茶に関する記事をまとめたマガジンを作りました!
新しい本棚ができるまで、その先も含めて一覧頂けます。


お読み頂きありがとうございました。





ここまでお読み頂きありがとうございました。 こちらで頂いたお気持ちは、もっと広く深く楽しく、モノ学びができるように、本の購入などに役立たせて頂いております。 あなたへ素敵なご縁が巡るよう願います。