『東大読書』で血肉に変える【#『東大読書』読書感想文(5)】(毎日更新108日目)
おはようございます。 takumaです。
「もっと本を速く読みたい」
「読んでいても頭に入ってこない」
「本を読んでも内容を覚えていない」
「読んだ内容を人にうまく伝えることができない」
「読解力を上げたい」
そんな悩みを解決する目的で読み始めた『東大読書』であります。
今日はそんな『東大読書』の感想文の最終回になります。
はたして上記のような悩みは解決できるのでありましょうか。
今日読んだのは
本から得た情報を知識に変える応用力を身につける読書法についてでした。
ただの情報を知っているだけでは意味がない。
情報だけならネットにタダで腐るほど転がっている、
それを実際に使えるようになって初めて価値があると言えますよね、それを情報を知識に変えるといっているのですね。
今回は本で得たものを自分の力にするための方法というわけです。
それを著者は「議論読み」と名付けています。
(↑議論してるねー、本と議論しよう、あなたと著者で)
読書したものをどうしたら自分の力に変えることができるのか?
それは、「本と会話」 をすること。
ただ読んでいるだけでは、著者からのspeakだけです。
それでは知識は身につかないと。
必要なのは相互的な会話である。
こちらからも話しかけることであるというわけです。
つまりspeakではなく本と「talk」をしよう!
(↑いまのご時世だから距離あき気味のtalk)
「はあん?本ってただの文字だからtalkできなくない?」
冷めてるー
ところがどっこい実は連日お届けしてきました「仮説作り」、「取材読み」、「整理読み」などがすべて、本と会話をするというアクションだったのです!
(いやーうまいことできた構成だねえ)
『東大読書』の冒頭からSTEP4までの読み方を実践していれば、本とじゅうぶんに会話している読み方ができているのです。
だって一方的に著者のspeakを聞いてるわけじゃなくて、こちらから質問したり疑ってみたりして、能動的にはたらきかけていますよね。
これがいいんですねえ。
相手とtalkすることで記憶にも残り、理解度も格段に違っている。
一言で言います!
「ちゃんとアウトプットしながら読め!」
で、議論読みというのは本を最後まで読み終えたらやる、総復習みたいな感じなんです。
本を読もうとする一番最初に立てた仮説は正しかったのか?
この本を読むことで自分の目的は達成されたのか?
どのくらい?40%、80%?
どこがいまいちわからないのか、
そういったことをちゃんと振り返るということが大事なんです。
議論読みに関しては他にも、
要約の要約、その本の帯コメントを作ってくださいというのもあります。
その本について何もしらない人に対して、一言で言い表すことができなければ理解していないのと同じであると前に書いてありましたが、帯コメントを自分で考えるというのはその究極形ですね。
たしかに良い練習だ
一言で言います
「読み終えたらちゃんとフィードバックしろ!」
です。
インプット→アウトプット→フィードバック
このサイクルを回すことが自己成長のゴールデンルート
これ思い出しちゃいました。
けっこう共通する部分があるかもしれません。
一冊の本を読んで、最初にこの本を読んでどんな結果を得たいか?
読み終わって、どこまで目的に近づけたか?
なんてしっかり検証している人はそれほど多くないのではないでしょうか?
そもそも社会人で読書をしている人自体が少ないのにね、
ここまでのレベルで読書をする習慣があったら圧倒的な結果が出るのは明白な感じがいたしました。
東大の人たちは本の感想を言い合うのが大好きなんだそうです。
合コンの最中ですら、「あの本はこうだった」「あの本のあそこで意見がわかれるよねー」
なんつって感想を言い合ったりするそうです。
そりゃあ周りがそういう人ばっかりだから、どんどん頭がよくなるわけですよね。
東大生、さすがです。 感服。
読書をしたものをしっかりと自分の血肉に変えて実力をアップさせたいのであれば
人生のせっかくの時間とエネルギーを読書に費やして、それをムダなものにしたくないのであれば
東大生みたいに本と会話して、議論して、周りの人とも共有して有効活用していきたいものです。
『東大読書』の感想
なんかものすごく凝縮された読書法って感じでした。
ここまでの読書法を実践したら実力がつかないわけがないと断言してしまっっていいんじゃないかという感想です。
おそらく多くの人がここまでできない、やらない。
ぼくもあやしい。
そのくらい読書で効果を最大化するためのエッセンスがつまりまくってますので、いきなり全部をやろうとするのではなく自分ができそうなところから参考にしてやってみるのがいいのではないかと思いました。
ぼくだったら、本を読む前に
タイトルと帯の内容をしっかりと確認して、読み取れた情報をフセンに書いて見開きに貼るといったことですかね。
それと目次もしっかりと活用して、本を読むときの目的とルートと現在地をしっかりと確認しておく。
そんなことを事前準備としてやっておくと読書の効率が格段に上がるということが紹介されていましたので、これからは本を読むときにいきなり漫然と読み出さないようにしようと思いました。
自分ができそうなところのノウハウから試していって、それを少しづつ習慣化していくといった使い方をするのが本書との正しい付き合い方かなという気がします。
ですので、この本は一回読んでおわりではなく、(ていうか一回で使えるようになったら天才)いつもそばに置いておいて新しく読書をするときに本書を見ながら活用していくのがいいと思います。
本書の帯には一生使える読み方
とあります。
ぼくもそう思いました。
これはすごいと思いました。
これからたくさん読書をして、自分を豊かにしていきたいと本気で思っているのなら、まずは一回腰を落ち着けて
どうやってこれから読書をしていくかということを
本書を読むことで身につけることが、結局は目的達成の近道を行くことになるのではないかと強く思いました。
そんなわけでたったの1400円で一生ものの読書法が学べる『東大読書』、かなりオススメです。
みなさんの評判が良い理由がわかりましたよ。
というわけでもしよかったら読んでみてください。
ぼくは今回図書館で借りて読んだんですけど、購入したいなと思います。
そんなわけで全5回におよぶ『東大読書』の感想文でした。
今日はこれでおしまい。
それではまたあした。