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[日本橋]日本橋三越本店のパイプオルガン
日本橋三越本店を初訪問しました。
大正3年(1914)に建てられた本館は関東大震災で焼失したものの、増改築を繰り返しながら昭和10年(1935)に完成。東京大空襲をくぐり抜け、現在に至ります。
ルネサンス様式の建物は、近代的なビルが建ち並ぶ日本橋の町並みの中でも存在感を放っています。2016年7月には国の重要文化財に指定されました。
正面入口には大正3年から鎮座する二頭のライオン像、中央ホー
[日本橋]200年前の江戸の町並みを描いた絵巻
東京メトロ 三越前駅のコンコースで見つけた絵巻の複製です。
タイトルは「熈代勝覧(きだいしょうらん)」。
十一代将軍・徳川家斉が治めていた文化2年(1805年)頃の日本橋から今川橋までの大通りの町並みが描かれています。
作者は不明ですが、題字は江戸後期の著名な書家・佐野東洲によるもの。原画はベルリン国立アジア美術館に所蔵されているそうです。
様々なお店が軒を連ね、多くの人々が通りを行き交う
[横浜]明治時代に建てられた開通合名会社の煉瓦遺構
先月半ば、春節の雰囲気を味わいに中華街へ行ってきました。
その帰り道、開港記念会館に向かって本町通りを歩いていると、交差点の向こう側に古い煉瓦の壁を発見。近づいてみると、L字型の壁2面だけが残り、鉄骨で補強工事が施されていました。
説明によると、明治時代に建てられた開通合名会社の社屋の一部だそうです。関東大震災(大正12年)に建物のほとんどが崩壊したものの、復興した建物の内部にのこされていたと
砲術のスペシャリスト、高島秋帆[青天を衝け学習メモ]
NHK大河ドラマ「青天を衝け」、いよいよ始まりましたね。
主人公、吉沢亮が演じる渋沢栄一については、「500以上の企業経営に関わり、600以上の公共事業に携わった」といった基本的な情報しかわかりません。
ドラマの中で気になった人物、出来事について調べたことをメモがわりに記すことで、渋沢栄一に対する理解を深めていきたいと思います。
第1話は高島秋帆です。
ある日、罪人として籠に入れられ岡部藩
170年前の多摩川を描いた絵巻、「調布玉川絵図」の壁画
通院している日本医科大学武蔵小杉病院に飾られている壁画です。
江戸時代末期、弘化2年(1845年)に発行。玉川(現在の多摩川)の水源から河口まで120kmに及ぶ沿岸の様子が描かれています。
武蔵国多摩郡関戸村の名主・相沢伴主がスケッチしたものを絵師・長谷川雪堤が一巻の絵図にまとめたものだそうです。この壁画は有田焼の染付陶板画です。
写真手前が現在の東京、奥が神奈川です。上丸子、二子からは船が
「光秀の選択」 鈴木輝一郎著【読書記録】
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」もついに2月7日で最終回。そんなタイミングで読んだのが、「光秀の選択」という歴史小説です(図書館で借りました)。
「本能寺の変」の10年前。織田か、足利が。自由か、安定か。牢人上がり、一世一代の大博打。足利義昭上洛(1568)から槙島城の戦い(1573)へ―信長と光秀の迷走と決断!
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足利義昭と織田信長の双方に仕える明智光秀が、ふたりの争