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そのものの役割を知ること

自然な環境を取り戻すこと

Feeling(今日のひとこと)

この慌ただしさも、今週末を乗り切れば終わると思うと、ちょっと寂しい気もするけど、でもまだまだやることはいっぱいあるので、早く乗り切りたい気もする。時間とともに夏も徐々に終わっていってしまうので、それがとても寂しくて、時間が過ぎないでほしいと思う反面、この忙しさからは早く逃れたいものだと思ってしまう。

そんな思考と時間のはざまで悩まされがならも今日も刻々と時間は過ぎていく。うまくいっているのか、いっていないのか、まあ、そんなことを考える暇があったら、忙しい中でも夏を感じて、少しでもよい1日をつくりあげることに、目の前のひとつひとつを大切にしていくことが結局、大事なんだなと思うのです。

毎週通っている畑ですが、この前は週末出掛けていて通うことができなくて、2週間ぶりに行ったら、結構草が伸びている光景を目にすると、「どうしてこんなにも2週間で伸びることができるのだろう?」と驚きとともに、「また草刈りをしなければならない」というちょっとやるせない気持ちになるのですが、この前植えておいた蕎麦はどうなったかな? と思ってみてみると、周りには背の高い草があるにも関わらず元気に育っているのが確認できて嬉しくなりました。
(写真を撮り忘れるというまさかの失態をしましたが、でも、元気に成長してくれただけでほんとありがたい)

すでに10センチ程度に伸びているものもあり、またばら撒きのような形で育てているので、なかなか綺麗に周りの草だけ刈るというのも難しく(まあ、言い訳ですがw)、ちょっと上の方だけ草を刈る程度で様子をみようと思っています。まあ、あの状況で芽を出して成長しているのだから、このまま順調に成長していく、周りの草たちに負けずに大きくなっていくのではないか、と思うのです。もちろん、どうなっていくかは見ていかないとわからないのですが、でも、やっぱり育つものは育つんだな、と思いました。

一生懸命手を加えて、丁寧に丁寧に育てることもひとつの楽しみではありますが、僕の場合は、できるだけ手を加えずに、できればこぼれ種で勝手に育っていく循環がつくれないか、と思って自然栽培、自然農のようなことに挑戦しているので、どちらかというと勝手に育ってくれることにこしたことはありません。

それはもしかしたら人間もそうかもしれなくて、どんな環境でも育つ子は育つし、丁寧に丁寧に育てたからと言って、将来必ず幸せになるとは限りません。もちろん、できるだけよい環境というか、正常(自然)な環境をつくることは、いまの環境破壊やたくさんの問題を抱える社会では必要だと思いますが、それ以上のものを与えることというのは不要なのではないか、と思うのです。

肥料は水を与え過ぎれば植物は死んでしまいますし、人工の特殊な環境では循環を生み出すことはできません。きっと人間も、本来はちゃんと循環していく生きものなのに、それがいまうまくできていないから、こんなにも多くの悩みを抱えてしまっているのではないか、と感じることがあります。
少しでも自然な環境を取り戻すこと、そういったことに少しずつ取り組んでいけたらいいな、と畑をやっていると思うことがあります。

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