どうして難しい本を読むのか
私はよく、家族や友人から
「そんな難しい本読んでて楽しいの?」
と聞かれることがあります。
結論から言います。
楽しいです。
本日はその楽しい理由について書いていこうと思います。
①新しい知識を知れる
やはり私にとって一番の魅力は
「知らないことを知る喜び」です。
こんな考え方があったんだ
こんな表現ができたんだ
こんな世界知らなかった
今まで自分が体験したこのがないこと
今まで自分が感じたことのないこと
色々なことを「本」というツールを使うことで
理解ができたり、疑似体験ができたりします。
例えば大恋愛について書いてあれば
あたかも自分が経験したかのような感想が持てたり、
例えば仕事について書いてあれば
誰かの成功や失敗をもとに自分の仕事に活かせたりします。
そしてなりより私は
新たな知識を入れることが何よりの喜びなのです。
②自分の成長のため
私にとって読みやすい本と言えば、
現代にて書かれている小説やビジネス書でしょうか。
もちろん内容はそれぞれ本によって異なり、
自分が共感できるところ、勉強になるところはそれぞれです。
そういった本の内容ももちろん勉強になりますが、
文体によって学べることも多いです。
例えば夏目漱石や太宰治など、
過去に多くの名作を残した著者が書く文章は
読解が困難な場合が数多くあります。
それは現在ではあまり使われていないような
難しい表現があったり、漢字が難しかったり
初めて読書をしようと思う人にはハードルが高いことが多いです。
しかしいつまでも誰もが読める本を読んでいては
成長に繋がりません。
頑張れば読めるもの、
今の自分の立ち位置から一歩進んだところにあるような
難しい本を読むことで先へ進めます。
せっかく読書を頑張っているのであれば
成長していかなければもったいないです。
③喜びのため
そして繰り返しにはなりますが、
読むことも楽しく、読んだ達成感も素晴らしいです。
難しい本こそ読んだ達成感が一味違います。
私が2年ほど前に読んだ
『全体主義の起源』という本があります。
ハンナ・アーレントが初めて書いた本であり、
3冊の構成からなるとても難しい本でした。
私はこの本を読んで様々な感想を持ちました。
内容に関する感想は今回は触れずに
読むことに対する感想に焦点を置きます。
一番私が覚えている感想は、
「自分はこんな難しい本を読めた」
という喜びについてです。
そして次に読む本のモチベーションにも繋がりました。
こういう喜びこそが
読書をしていくことで大切なことだと
私は思っております。
みなさんもぜひ難解な本を読んでみてください。
ではまた明日。
Taku
最後まで読んでくださりありがとうございます。皆様からのお気持ちが私の励みになります。