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なんで理科勉強しなくちゃいけないのか分からない。と中学生が言ってきたら、理科の目的を教えられてないか、伝わっていない
生物で細胞について勉強してるんだったらそれが身の回りの世界のどの部分のことなのか、それを知ることによって何ができるようになる可能性があるのか、自分の身体も細胞からできていて、ケガしたら血が出てくる、かさぶたができて血が止まる。損傷した部分が修復される。それは生物としての仕組み。教える相手が生活で関わる現実の環境を示して、理解できる言葉で伝えて、生き物はどうやって生きているのかを知る。それが生物という科目。
ただ、僕が言うことはあくまでその場で思いついた適当な一例であって、当人が目的を自分で見つけ出して考えられるのであればその方がよい。
そうすることで、勉強している知識を自分のこととして考えられるようになる。
なんで勉強しなくちゃいけないのか?テストのため進学のため将来のためなどという一見正しそうなよく言われる目的は、その理科なら理科、細胞なら細胞の知識自体の目的ではないし関係ない。
教えているその知識自体の目的を伝えることで生徒に興味を持たせないのは教える側の怠慢だ。それをしないでテストの成績や評価でもって覚えることを強制するのが現在行われ続けている「教育」だが、それは本来の教育の目的とはなんの関係もない。