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【ブックレビュー】3秒で伝える コンサルが使う[シンプルな言葉で相手を動かす]会話術

どうも、Wasaです。

今回読んだ(聴いた)本はこちら。


「3秒で伝える コンサルが使う[シンプルな言葉で相手を動かす]会話術」
著者:しゅうマナビジネス


人に何かを伝えるって難しいですよね。

仕事でもそうだし、家族やパートナーに対しても。

自分としては伝えたつもりでも、思いのほか伝わっていない。
意図していたものとは全然違う解釈をされてしまった。

みたいなことって、生活のどの場面でも起こり得るなぁと。

この本はそういった伝え方という部分にフォーカスし、いかに上手く相手に伝えるか、を学べる本でした。

人は生きる上で、どうやっても人と関わり合う必要が出てくると思います。
そこで、相手に対して物事をうまく伝える術というのは身に着けていて損はしないんじゃないかなと思うわけで。

内容的にはどうしてもビジネスの場面に合わせたものが多いけど、それでも色んな場面に応用がきくなーと個人的には思った一冊です。

ではここから、自分が特に刺さったな~っていう3点をご紹介。

まず、1つ目が「コアメッセージについて」です。

コアメッセージ。

なんか格好いい響き(厨二

まぁつまりあれっすね。
今話そうとした話の中で一番重要なポイントというのは何か、ということですね。

ここがあやふやになっていると、そもそも話してるうちにどこに着地するんだかもわからなくなってきます。(僕もよくなる)

なので、まずこのコアメッセージが何かを明確にする。

そして、それをたとえば30秒で話そうと思っていたものであれば3秒にまとめる。
その為にはどうしたらいいか、みたいな部分は本書を実際に手に取ってみてほしいなと思います。

で、じゃあなぜそれが大切かっていうと、人ってそもそも複数の話題が入ってくると認識できないらしいです。
なので、1度に伝えるメッセージは1つに絞る、という考え方が必要でそのためにはコアメッセージが何かを明確にする必要があるって感じですね。

2つ目が、「論理的に言えばいいわけではない」という部分です。

伝える、ということは相手がいるってことです。
なので、端的に必要最低限だけ伝えればいいのかっていうとそういうわけでもないってことです。
これが自分的にはかなり肝だなーと。

1つ目でコアメッセージを3秒で、っていうと必要な情報だけを切り取るように思えるんですけど。
相手に伝えるために、相手の心に訴えるには相手の感情も視野に入れましょうっていう話で。

「説得」するのと「納得」するのは違うわけですよね。
必要なのは相手が「なるほど」と思えるような伝え方が必要だということです。

例えば、よく言われる「結論から話す」っていうのはビジネス書におけるスタンダードだと思うんですけど。

でも、そのことを知識として知ってるけど本質で理解していない人というのはけっこう多いと思います。
というか、この「知ってるけど理解していない」というのはこれに限らず現代社会においてめちゃくちゃはびこってるなーと。

情報として入ってくるものがネットやスマホの普及で急激に増えたので、知識としては知ってる。
だから話したときに「あーはいはい、それね」となる。

けど、じゃあそれを実際に体現できているか、その大切さや本質を理解できているかと言われるとそうじゃない人が圧倒的に多いです。

なぜか。

知っているだけで、経験が伴っていないから。
体得できていないんです。

「知った気」になってるだけなんですよね。

っと、話がそれたんで戻します。

「結論から話す」ことについてですが。
確かに実際その方が効率的で、相手にも伝えやすく良い場面も多いと思います。僕も良く使います。

でも、じゃあなんでもそうすればいいのかっていうとそうじゃないんですよね。

相手が過程、プロセスの部分に興味を持っていた場合、またお互いに感情の乗ったコミュニケーションを求める人の場合に結論から話すのは得策じゃないです。

先に出た「納得」を得るためにはあえて結論はぼかしたり、委ねたりして伝え方を工夫する必要があります。

要は適材適所での使い分けが大切って話ですね。

最後に3つ目が「相手の求めていることに仮説を立てる」です。

何かを伝える際に、相手がどこまでを理解しているのか、この話をする上で相手が知りたい情報は何か、といった「仮説」を立てる。

これが出来ていないと、相手にとって必要じゃない情報はノイズとなるし何が伝えたかったのかも相手には理解されなかったりします。

相手の理解度がどのくらいなのか、にある程度アタリをつけて「前提」はどこまで知っていそうか。
相手が求めている答えにアタリをつけて「どういった結論」に近づけると話がまとまりそうか。

みたいに、話す相手に合わせて仮説を立てながらうまく伝えていくことの大切さも丁寧に書かれていました。

以上のような感じで「相手に正しく伝えるための方法」というのがとてもわかりやすく、実践的に書かれていてとてもよかったです。

やー、やっぱコンサルの人ってすげーわ。

そんなわけで、皆さんも良かったらぜひ手に取ってみてください。

読書の秋ですしね。

ではまた。

Wasa

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