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タコのまくら 珈琲の話

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タコのまくらの珈琲は手廻し焙煎機を使って自家焙煎した豆をネルドリップしています。そんなタコのまくらの珈琲の話。
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#小豆島

浜辺で珈琲

浜辺で珈琲

僕はカフェをやる前は島で12年間カヤックのガイドをしていた。

カヤックとは簡単に言えば、中心部に穴が開いていて、そこに下半身を入れ込み、パドルという道具で漕いで進む小さな舟で、小さいもの(2mほど)から大きいもの(5mほど)まで、激流の中で使うもの、湖などの穏やかな場所で使うもの、海などの多少の波風のなかでも使えるもの、など用途に応じて様々なタイプがある。

僕が使っていたのは少々の波風の中でも

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海ノ向こうコーヒーから刺激を受ける

海ノ向こうコーヒーから刺激を受ける

僕たちがなにげなく飲む珈琲。

その1杯にはおいしさとともに、いろんなストーリーがつまっている。

国内で流通するほぼ全ての珈琲は海の向こう、遠い国からやってくる。

(日本でも沖縄や小笠原などの一部の地域で栽培されているとはいえ、基本的には珈琲はコーヒーベルトと呼ばれる赤道付近の熱帯地域で栽培されています)

日本からはちょうど地球の反対側にあたるブラジルを始め、ガテマラやコロンビアなどの中南米

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珈琲豆の選別はSpotifyとともに

珈琲豆の選別はSpotifyとともに

珈琲豆を焙煎する際には、焙煎前の豆の選別は欠かせない。

その選別作業というのは、生豆の山の中から虫食い豆や欠けた豆などをより分けていく地道な作業。

作業中、以前はお気に入りのCDやラジオなどを流していたのだが、CDは聞き飽きたし、ラジオもCMなどが耳煩わしい。(あまりにも何度も聞きすぎて、いまだ「やずや」のにんにく卵黄のお取り寄せてをどうしようか悩むほどだ)

ということで、最近はもっぱら音楽

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カフェオレ用ブレンド珈琲 メルティーマウンテン

カフェオレ用ブレンド珈琲 メルティーマウンテン

ドーナツを食べる時にはいつもカフェオレを飲みたくなる。

ちなみにカステラには牛乳。

でもドーナツにはやっぱりカフェオレ。

牛乳だけだとドーナツのこうばしさに負けてしまうし、珈琲だけだとドーナツのかぐわしさを消してしまう。(僕がそう思うだけですが)

その点、カフェオレはドーナツのおいしさをグッと引き出してくれる。

そしてカフェオレにはミルクに負けないくらいちょっと深煎りにした珈琲がよいと思

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焚火と本と珈琲と

焚火と本と珈琲と

焚火と本と珈琲と。

なんと魅惑的な響き!

そんな、なんだか気になるイベントが先週末開催されました。

具体的に説明すると。

会場は島の北側にある美しく静かなビーチ。

まずは受付に並べられた50冊の本の中から、気に入ったものを選んでもらい(何冊選んでも、途中で交換もオッケー)、珈琲を注文。

そして浜辺に用意された焚火の脇に並べられたラグジュアリーなアウトドアチェアによっこいしょ。

そこへ

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焙煎前の生豆の選別

焙煎前の生豆の選別

珈琲豆、焙煎する前のものは生豆と呼ばれている。

翡翠のように美しい淡いグリーンだったり、少し黄色がかっていたり、大きかったり小さかったり、まるっこかったり、平べったかったり、産地や精製方法によって様々だ。

その生豆、焙煎する前にちょっとひと手間かけてやると、珈琲がぐっとおいしくなる。

そのひと手間とは選別。

生豆をバットに広げて1つ1つ虫食いや欠けた豆、色が黒くなった豆、大きさや形がいびつ

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珈琲パッケージができた

珈琲パッケージができた

夏から進めてきていた珈琲パッケージのデザインがようやく完成しました。

きりんのゆめ

オオアリクイのあくび

8時15分

まどろみとおっぱい

4つのブレンド珈琲それぞれに、その珈琲をイメージしたイラストと名前がついています。

まるで珈琲の名前とは思えませんね(笑)

これらのとても素敵な絵はネットで出会って一目ぼれした大川裕子さんというイラストレーターにお願いしました。

大川裕子

それ

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新しい手廻し焙煎機が来た!

新しい手廻し焙煎機が来た!



私が珈琲の焙煎に使っているのはユニオンのパンチングサンプルロースター。

手廻し焙煎機の表面にたくさんの小さな穴が開いています。

直火で豆を焙煎していくので火加減や焙煎機の回転数が即座に豆に伝わり、自分の思うように豆の焙煎度合いを調節できます。

そして、これで焙煎した珈琲豆は直火で焼いた独特の風味と香ばしさが加わり気に入っています。

が、なにぶん小さいのが不満点。自分が納得いく焙煎になる

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