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バッタのつがい

我が家は旦那さんも私もお家で仕事をしている。
今はコロナウイルスの影響で「ステイホーム」がすっかり定着したが、我が家に関してはこの先コロナが落ち着こうがどうなろうが関係なく、基本、夫婦でステイホームである。

最初からそうだったのではなく、私達夫婦は段階を経て、今の生活スタイルになっていった。

旦那さんは独立する前は会社員だったので、平日は基本朝から晩まで家にいなかった。
私もパート務めとはいえ、ずっと土日祝の関係ない職場で働いていたので、たまにさみしく思う反面、お互いの時間を持てることに結構満足していた。

だから、旦那さんから、去年の4月から独立して、フリーのウェブデザイナーとして在宅中心で仕事をしたい、と聞かされた時は正直なところ、マイペースな私は、一人で過ごす時間が少なることに不安を感じた。

しかし、実際その生活が始まってみると…

すこぶる良かった。

旦那さんの在宅時間は格段に増えたが、私も週の半分はパートで外に出ていたので、思ったほど自分の時間が減った感覚はなかったし、
今まではお互いの休みが合わなかったので、旅行はもちろん、ちょっとしたお出かけでも、早めに日にちを調整しなくてはいけなかった。
それが、以前よりもかなり気軽に平日出かけたり、シーズンオフに旅行を楽しめるようになった。
それに朝型体質の私は夜も22時には寝てしまうので、旦那さんが会社員をしていた時より、早い時間に夕飯を食べて、その後ゆっくり一緒にすごせるのも楽しかった。

そして何より、一番うれしかったのは、旦那さんが以前にも増して私の家事労働に対して、感謝してくれるようになったことだ!

旦那さんの独立前とやっていたことは何一つ変わらないのに、ありがたいと思ってもらえると単純にうれしいし、私の家事に対するモチベーションもアップした。

そして8月現在、私も7月まで働いていたパートを退職し、自宅をオフィスにして一緒に仕事をしている。
一応それぞれの作業部屋も設けている。
しかし、私のパソコン知識がまだまだ少なく、操作に行き詰まることも多いので、すぐに何でも聞けるように今は旦那さんの作業部屋に私もパソコンを持ち込んで仕事をしている。
なので、一日のうちのかなりの時間、顔を突き合わせて生活していることになる。
私が近所に買い物に出たり、旦那さんがジムやちょっとした打ち合わせに行く以外は、基本家にいるので、さすがに慣れるまではお互い気が詰まるかな、と少し心配もあったが…

最高に絶好調である!

旦那さんも私も没頭型の人間で一旦作業に集中しだすと、自分の世界に入るので、あまりお互いの存在は気にならない。
また、おだてられるとどこまでも木に登るタイプの私は、旦那さんがちょっとでも評価してくれたり、褒めてくれると気を良くしてやる気をどんどん出せる。

そして何より、わからない事だらけの分野で、すぐに質問したり、もし失敗してしまっても何らかの助け舟を出してくれ、自分を一番理解してくれる「旦那さん」という上司が目の前にいる事は大きな心の支えになっている。

普通の職場では中々そうはいかない。
まず、普通に仕事をしているだけでは褒められない。
わからないことがあっても相当なことでなければ、相手の時間も使うことになるので聞きにくい。
それに、「この人こんなこともわからないんだー…」なんて思われたら恥ずかしい(笑)。
後10年若ければまだまだ若さでカバーできたかもしれないが、30半ばのおばちゃんが大した知識もないまま新しい業界で仕事を始めるにはなかなか勇気が必要である…

自宅オフィスサイコー!!

って感じである。
少なくとも、私は(笑)。

旦那さんにもそう思ってもらえるように、少しでも早く仕事を覚えよう!

自分で言うのもなんだが、私って本当に旦那さんが好きなんだと思う。
だから夫婦としてだけでなく、こうして一緒に仕事も出来る事が幸せである。

極端かもしれないけど、来世も一緒に楽しく暮らせるなら、人間じゃなくてバッタでもいい。

バッタのつがいになったとしても、旦那さんとなら、最高のバッタライフが送れる気がする。

ホント。

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昨日はカツオのたたきとお野菜中心でヘルシーに♪

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