【超訳】マネジャーの最も大切な仕事。「やりがい」に関する新常識!
「生きている実感がしない」
そう感じたことはありませんか?
大きな怪我や病気をしたわけでもないのに、
自分より不幸な人がいるのは知っているのに、
生きている意味を感じることができなくなり、
ただ毎日の生活を繰り返すばかりです。
このような状態のことを、
ハーバード・ビジネススクール教授のテレサ・アマビールさんは、
「ランニングマシンに乗せられた状態」と表現します。
つまり、走り続けているのに、どこにもたどり着けない人生のことです。
そんな毎日から抜け出したいと、ビジネス書を買ってきたものの、
人生に活かすことができていないか、そもそも読み切ることができなかったか、
気づけばYouTubeをみて時間を浪費し、何も産み出すことのない日々を過ごした方もいらっしゃることでしょう。
では、あなたの心躍る活動とは、いったいどんなものなのでしょうか?
それを見つけるために、今回は「やりがい」に関する新常識をご紹介します。
これは、テレサ・アマビールさんとスティーブン・クレイマーさんの共著書、
『マネジャーの最も大切な仕事』から学ぶことができます。
【超訳】一番大事なことだけ
本題に入る前に、【超訳】の言葉の意味をお伝えさせて下さい。
「本を”要約”する」記事や動画はよく見かけることがあると思いますが、
これは、「難しい本の要点だけをわかりやすくまとめました」という趣旨で、
読者や視聴者に、情報を提供するものです。
それに対して、”超訳”は、
「より洗練されたもの」を意味する言葉です。
つまり、その本以上の価値を付加して提供することになります。
洗練されたものというと、
おこがましいというか、図々しいというか、
何様のつもりだよ!と思われるかもしれませんが、
個人的に、本をどれだけわかりやすく要約したところで、
本に書いてある内容をそのまま伝えているようでは、
自分で買って読んだ方が良いと思ってしまうのです。
そして、これは自慢なのですが、
私は頭が悪い自信があり、性格も一風変わっていると自負しております。(*'▽')
ということは、逆に考えれば、
1冊の本から一番重要な概念だけを抜き出そうとしたり、
その本にはないアイデアを頭の中から引き出そうと努力している。
ということもできるわけです!(゚∀゚)
前回投稿した「FUTURE INTELLIGENCE(未来を考える知性)」でもお話した通り、
簡単に情報が手に入る現代では、
個人の頭の中にしか付加価値はないと思っています。
そのため、私は、
このアカウントにしかない価値を提供したいと考えています。
他にはない3つの知をお届けしますので、
3つのことだけでいいから、覚えて帰ってください。
今回ご紹介する本は、
「マネジャーの最も大切な仕事」というタイトルですが、
これはマネジメント業務を充実させる本に限りません。
人間の根源的なモチベーションに対する理解を深めるための本です。
そのため、他者だけでなく自分自身をマネジメントする際にも活かせて、
仕事や趣味、習い事にもやりがいを感じることができるようになります。
今回の記事では、
その「やりがい」に関する新常識の、一番大事なことだけをお伝えします。
(それを支える柱として3つの知をご紹介)
また、話が長いよ!と思う方は、途中を飛ばして【まとめ】まで飛んでくださいませ。
【誤認】ほとんどの人が、やる気の出し方を間違えている。
では、本題に入りましょう。
あなたは、
「仕事にやりがいを感じる瞬間」とは、どんな時だと思いますか?
次の5つから選んでみてください。
「評価してもらった時」
「報酬を受け取った時」
「人からサポートを受けた時」
「明確な目標がある時」
「仕事が進捗した時」
ちなみに、これらは、
モチベーションを支えるマネジメントの常識たちです。
これと同じ質問を、著者たちは、669人のマネジャーにアンケート調査しました。
その中で、正解を引き当てたのは、なんとたったの35人だったそうです。
つまり、
ほとんど(95%)の人が、やる気の出し方を間違えていた。
ということになります。
ちなみに、このマネジャーたちが最も重要視していた要素は、
「評価」することだと回答していました。
あなたは、
「こんなに頑張っているのに」などと言って、
仕事にやりがいや向上心を持てないことを、
自分の上司のせいにしたことはないでしょうか?
......実はその常識、間違っていました。
【真実】やりがいを持つために必要な、たった1つの要素とは?
では、5つの質問の中で、
最も「仕事にやりがいを感じる瞬間」の正解はどれでしょうか?
それは、「仕事が進捗した時」です。
現在取り組んでいるプロジェクト等が、少しでも前に進んだ時に、
最高のモチベーションを感じることができます。
読者の方は、
え?何を言ってるの?と思ったことでしょう。
仕事にやりがいを感じていないのに、
その仕事からやりがいを感じるなんて不可能、
と思ってしまうのではないでしょうか?
しかし、よく考えてみてください。
趣味に没頭している人は、評価や報酬を目当てに頑張っているでしょうか?
もちろん、
上手にできた料理や創作物をSNSに載せて、「いいね」を求める人もいます。
でも、そこに到達するまでには、
いくらかの努力や壁を乗り越えてきた経験があるはずです。
そして、
ただ毎日同じこと(目玉焼きだけを作る)を繰り返してきたのではなく、
試行錯誤や新しいことに挑戦しているはずです。
ここまで説明すれば、お分かりかと思いますが、
やりがいを持つために必要な、たった1つの要素とは、
『成長』です。
実は、あなたも、
今の会社や仕事に初めて就いた頃、
毎日のように新しい情報に触れ、できることが増えていくことで、
やりがいを感じていたのではないでしょうか?
でも正直、あの頃に比べて今では退屈を感じることの方が多くなっています。
”できること(経験値)が増えている”はずなのに、
モチベーションが低下してしまっているのは、
”できるようになること(新体験)が減っている”からです。
19世紀の歴史家、トマス・カーライルはこんな言葉を残しています。
「圧力がなければ、ダイヤモンドは生まれない」
つまり、自分に磨きをかけて成長し、やりがいを実感するためには、
いくらかのストレスも重要なわけです。
新人の頃に比べて、会社でトラブルを起こすことが少なくなったかもしれませんが、
同時に、あなたには成長が起きていないということもできます。
また、新しいことに挑戦して、少しでも成功体験を感じることで、
ポジティブなループを生むことができると、著者さんは言います。
進捗は難しい挑戦をためらいなく受け入れ、より持続的に取り組んでいくよう人を動機づけするものだ。
(中略)
自分には能力があると感じると、人は難しい挑戦をポジティブなチャレンジであり成功への機会だと捉えるものなのだ。
この心理状態を『自己効力感』といいますが、
何か1つ成功したり進捗したりすると、
やればできる!もっと頑張れる!と、
次のステップへのモチベーションが高まるのです。
要するに、
新しいことに挑戦することと、それが成功したと感じること、
これらをセットにして『成長』のループを生むことが、
最高のモチベーションアップになるわけです。
ちなみに、その『成長』の感覚は、
自分が勝手に認識するだけでもいいことがわかっています。
それについては、『ゲーム』が良い例です。
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【人生を変える3つの知】
人生を変えるために学んだことをアウトプットしています。※記事の内容は筆者の考察です※
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