いつまでもクリエイティブになれない人へのアドバイス。【FUTURE INTELLIGENCE】
「将来が不安な人」「これからの人生をクリエイティブにしたい人」「生まれ変わりたい人」はぜひ読んで下さい。
私たちは、脳や肉体に比べて文明を進化させ過ぎました。 そのせいで、「今日の狩りや食事」に留まらず、「老後の不安」や「他者との比較」を簡単に想像しやすくなってしまっています。 あなたも「このままではいけない」と考えることはありませんか?
ぼんやりとした不安を抱え、悩み、考え事ばかりしていて、前に進んでいるように感じない。。 その原因は、むしろ「ちゃんと考えていない」からです。 抱える不安の正体が明確であれば、現実的に対処すればいいですし、対処しようがないと判断がつくなら、いつまでも悩まないでしょう? つまり、「これからどうやって生きるか」が明確であるほど、自信を持って前に進めるようになります。
そんな時、多くの人が「自分なんて...」「つまらない人生だ...」と落ち込みがち。 ですが、実は「クリエイティブな人生」を生きるには、想像力や発想力は必要ありません。リスクをとって起業する必要もないし、死に物狂いで努力する必要もありません。 それが功を奏する場合ももちろんありますが、そもそも「それが自分の人生に必要なことなのか?」を見出せていないと、何をしようとも無駄な労力なわけです。
「クリエイティブな人生」において、何よりも大事なことが何なのかを解説しますね。この記事を読めば、少なくとも自分の人生を好きになることができるかと思います。下記の本を参考文献にして、「これから」を生きる人へのアドバイスです。
人生をクリエイティブにする3ステップ!
まず始めに、「これからの人生をクリエイティブに考える方法」の3ステップをご紹介しますね。
人生をクリエイティブにする3ステップ
①過去を振り返って現状を把握し、
②未来を想像して、
③今取るべき行動を見極める。
①自分の人生を否定しない。【過去】
まずは、「自分の人生と向き合う時間」が必要です。(理由は後述)
私がよく行っている方法を書きますね。
ステップ①過去を振り返り現状を把握する。
1、紙とペンを用意する。
(無地のA4ノート愛用)
2、集中できる環境を作る。
(お風呂上りのスマホが触れない時間等)
3、テーマ『いま自分にあるもの』を書く。
(ここでは将来の夢や目標は書かない)
『いま自分にあるもの』をテーマに書き出すと、「職業」「趣味」「人間関係」「ちょっとした特技」「熱中したこと」「苦手なこと」なんかが書けると思います。 ありきたりなもので構いませんし、人から称賛されるようなものじゃなくてもいいです。
Googleマップを開いて、「現在地がわかりません」と言ったら、「それじゃルートを出せないよ!」と返事が返ってくると思います。 同じように、自分の人生を形作ってきた要素たちと向き合わないことには、次向かう選択肢を作ることもできないのです。
②行き先は妄想から始まる。【未来】
2つ目のステップは、「自分の妄想を自覚する」です。
大半の人に『プロスペクティブ・バイアス』があるそうです。 これは、内省が未来へ向かおうとする傾向のことを意味します。 お風呂の中や慣れた作業中、あるいは仕事中や勉強中に、目の前のこととは関係のないことで考え事してしまうことはありませんか?(これをマインドワンダリングという) この時の考え事が、未来の方に向かいやすい癖があるらしいです。
なぜ、これから先のことについて考え事してしまうのかというと、冒頭でも話した通り、人間は不安を感じやすい生き物だからでしょう。 「あれ?明日の予定は何だったかな?」「明日の仕事の準備はもうできているのかな?」と予測して不安を解消させようとするのです。
このバイアス(傾向)のスケールが大きくなると、『自伝的プランニング』につながります。 「人生の今後のシナリオを描き、自分の精神状態の変化を予測する」という計画のことです。
(私が書いた以前の記事が例として近いです)
著者のカウフマンは、「未来を創造するための第一歩は、未来を夢見ることなのだ」とおっしゃっています。
ただの妄想ではあっても、その中にこそ自分が未来に求めているものが隠れていたり、様々な予測を立てておくことで現実に対処しやすくもなります。
「ビジョンを描く」「目標設定」という言葉を使うと、難しく聞こえて頭がカチコチになってしまいます。それでは独創的なことは思い浮かびません。そのため、「空想にふける」「夢を見る」ぐらいの軽い気持ちで未来について妄想しまくりましょう。 何か閃いた時は、必ずメモに残して下さいね。
ステップ②未来を想像する。
「これから自分はどうなるんだろう?」と日々思考を巡らせるだけでよい。
未知数の領域に答えなんてないから、自分の願望を認識することの方が大事。
③「偽りの自分」と決別する。【現在】
最後に、「今取るべき行動を見極める」ステップです。
その方法とは、『孤独』を極めることです。 「人間関係を全部捨てろ」とは言っていません。(笑) 「独りで考える時間を持て」ってことです。
なぜなら、本書に出てくる『偽りの自分』と決別する必要があるからです。
「偽りの自分」とは、他者から採り込んだ言葉によって作られた自分である。他者とは、「人がどうあるべきか」、「何をすべきか」について、自分の価値観を押しつける両親や友人であり、また、何らかの価値観に固執する社会的圧力でもある。
(出典:FUTURE INTELLIGENCE)
過去を振り返って未来を夢見るようになったあなたは、「やってみたいこと」の1つや2つが思い浮かぶようになると思います。 しかし、それに対して批判してくる人たちが世の中にはいます。 そんな他者の価値観とは決別し、自分独りで選択を考える時間を作りましょう。
自分の人生をクリエイティブにすることができない人というのは、大衆に流されて生きてしまう人のことです。
世間の意見に従って生きるのは簡単だ。心のままに孤独に生きるのも簡単だ。
だが、真に偉大な人間とは、群衆の中にあって、孤独を優雅に保てる人間だ。
――ラルフ・ウォルドー・エマーソン
(出典:FUTURE INTELLIGENCE)
ステップ③今取るべき行動を見極める方法。
まずは、大衆を否定する必要がある。
「偽りの自分」のままでは、本当にやりたいことを見つけることはできない。
選択肢を前にして、「独りで考える時間」を作ろう。
【まとめ】
今回は、できるだけ余分な情報を省いて、実践方法を中心に解説しました。
ステップ①過去を振り返り現状を把握する。
1、紙とペンを用意する。
2、集中できる環境を作る。
3、テーマを『いま自分にあるもの』にして、書きまくる。
ステップ②未来を想像する。
「これから自分はどうなるんだろう?」と日々思考を巡らせるだけ。
未知数の領域に答えなんてないから、自分の願望を認識する方の努力をする。
ステップ③今取るべき行動を見極める方法。
ここまでのステップで、「やってみたいこと」の1つや2つ思い浮かぶはず。
その選択肢たちを前に並べ、『独りで考える時間』を作る。
誰かの参考になれば幸いです。
続いて、このステップを踏むことの根拠をお話しますね。 重要性が理解できれば、今回のお手軽メソッドは人生に取り入れるほかありませんからね。
いつまでもクリエイティブになれない人。
私の知人に、「起業したい」と言っている人がいます。 経営について学ぶため、セミナーや研修に通っては、そこで学んだ言葉を口にする姿をよく見かけます。「会社とは、1人で作るものではないんだ」「ビジネスは、人のためを第一に考えれば、後で成果としてついてくる」となんやら聞こえの良いことばかり言っていますね。 しかし、一年経って二年が経っても、やっていることは変わらずじまいです。
この人のように、「自分にあるもの」に目を向けず、ないものねだりになっている人には、いつまでも変われない理由があるので、それを解説します。
これは、「自分なんて何をやってもダメだ」と逆に自信のレベルが低い人にも当てはまることです。 自分の人生にどんなバックグラウンドがあるのかはあまり重要ではありません。
これからお話するのは、以下の3つのことです。
①「どうせ自分の人生なんて」と落ち込む人や、「もっと革新的なアイデアが必要だ!」と言って、成功した起業家やインフルエンサーを追いかける人には、いつまでも成功できない弊害があること。
②どんな人でもクリエイティブな人生を歩める根拠があること。
③「これからの人生をクリエイティブに生きようとする」あなたへの一番大事なアドバイス。 これがわかっていないと、中途半端な覚悟で挫折する側の人間になってしまう。
お試しでもいいので、ぜひ読んでみて下さいませ。
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