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滝ノ家
2024年9月5日 18:28
縄文時代に、東北地方南部を中心に分布した大木式土器は、縄文時代前期から中期までの長い期間をカバーする土器型式です。関東地方では諸磯式、十三菩提式、五領ヶ台式、阿玉台式/勝坂式、加曽利E式と時期ごとに分かれた多くの土器型式に対応するのが、東北南部ではまとめて大木式です。大木式は大木1式から大木10式まで、細分を含めると13段階に分かれています。時代によって変化する様々な土器が含まれるのですが、名
2024年9月23日 14:42
前回は、大木式土器の大木7a式から大木10式までの変遷について、福島県福島市のじょーもぴあ宮畑で開かれた企画展のパネル解説をご紹介しました。今回は応用編として、この解説を参考にしながら、福島県立博物館の企画展「縄文DXー 会津・法正尻遺跡と交流の千年紀 ー」(2024/7/6~9/1)に出展された大木式土器を観察します。法正尻遺跡は猪苗代湖の北西、福島県猪苗代町と磐梯町の境目にあった、縄文時代