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躁鬱大学生の躁鬱ライフ01

 こんにちは、こんばんは。ごどーです。今日のテーマは躁鬱です。体験記という形で、私の患っている病気について書きたいと思います。
 躁鬱や鬱など精神疾患を患う人や疑いのある人、家族や友人が躁鬱で苦しんでいる、という人に読んでいただきたいです。



躁鬱ってなんなのか?

 まず、躁鬱とは、双極性障害の通称です。エネルギッシュで活動的な躁状態と、活力を失って何もできない鬱状態を繰り返す病気です。

躁状態・・・なんでもできる、という気分になる(万能感)。いわばスーパーマリオのスター状態。過度に喋りすぎる、怒りっぽくなる、衝動的に買い物をする、などの症状があります。

鬱状態・・・気分が落ち込み、何もできなくなる。家事や学校、仕事など普段できていたことができなくなり、とにかく落ち込む。

 この二つの浮き沈みの症状がより激しい人が、双極性障害一型に分類され、より落ち着きのある方が人が双極性障害二型、となります。
 私ごどーは双極性障害二型です。英語で言うとBipolar disorder ですので、留学先では I was diagnosed with bipolar disorder と話せば通じるもよう。


私の症状

普段の私はとてもエネルギッシュで、友達と遊ぶ予定を詰めつめにするような超ハッピーな人間です。そんな私が体調を崩し鬱エピソードになった事例をご紹介します。


  • 2021年9月(高校2年生)

 謎の高熱が出ました。コロナの疑いがあり検査を何度かしても全て陰性。内科を回るも全て以上がなく、結局なんだかわからない謎の体調不良。
 今振り返ってみると、あれは心因性じゃないのかな…と思います。

  • 2022年8月(高校3年生)

 部活でインターハイに向けて全力を出し切った後、受験期に突入し一日12時間勉強生活を続けていました。来る日も来る日も勉強し続け、ある日全くベッドの上から動けなくなりました。勉強しても全く頭に入ってこない、集中力が続かない、ご飯が食べられない、不眠など、原因不明の体調不良に悩まされました。
 この時は「自分は精神的に弱い人間じゃない」と思い続け、精神科を受診することなく内科、脳外科などを受診するもなんの結果も出ず。この時点では「原因不明の体調不良」と言うふうに片付けられていました。

  • 2023年(大学一年)

 この年ははっきりとした躁鬱の症状はなく、良い友人との出会いもあり楽しく大学生活を送れていました。たまにストレスがかかると肩こりや集中力低下などの症状が現れましたが、生活に支障が出ることはなく生きていけました。

  • 2024年5月

 かなりひどい鬱状態になりました。何をしても楽しくない、食欲不振、入眠障害、中途覚醒などの症状が現れ、体が鉛のように重く感じられました。ひどい肩こりに加え、集中力、記憶力の低下などが現れました。
 さらには希死念慮(死にたいと思う気持ち)がありました。これは、説明が難しいのですが、あまりにも辛すぎて「死んでしまいたい」「消えてなくなりたい」と思ってしまう歴とした症状です。イメージとしては、脳からしんどくさせる物質が生産されていて、抗い用のない苦しみを味わう感じです。


 私は、実は躁鬱ではなく鬱病なのではないか?と考えたことがあります。なぜなら躁状態のエピソードがあまりにも少ないからです。
 しかし、現在の医学では躁鬱と鬱を見分ける数値的な基準は存在せず、医師との対話の中で診断を下します。そのため、一応は躁鬱という診断のもとで薬を飲み、通院をしています。


躁鬱と大学生活

 抑鬱状態になったとき、一番大変だったのは大学へ通うことでした。起き上がれない、歩けないという状況の中で、学校に行くことはほぼ不可能。ですが、文部科学省の規定で、全授業の3分の2以上の出席をしなければ単位がもらえないことになっています。なんとか這い上がって鬱と闘いながら大学の授業に出席していました。
 医師に出席が難しいことを話したところ、あるアドバイスをもらいました。実は、鬱や躁鬱などのメンタルヘルス疾患は「合理的配慮」という制度が適用されます。学校や会社などは、病気がある人間に配慮を提供しなければならないという、法律に基づいたシステムです。どの組織にも必ず存在する制度なので、ぜひ調べて確認してみてください。
 私の通う大学では、合理的配慮の申請フォームに症状を書き込み、障害支援センターの方と面談して配慮の内容を決めました。

具体的には、
・締切の延長
・教室の入退室の許可
・プレゼンテーションの際の配慮
などです。ただ、配慮の申請や適応に時間がかかってしまうため、体力や集中力が低下している中ではかなり厳しい作業でした。
 

躁鬱になって思うこと

 まず何よりも、もっと早く精神科/心療内科に行っておけばよかった、という気持ちが大きいです。精神疾患を我慢するのはもってのほか。正直に辛いことを辛いと正しく伝え、一刻も早く薬物治療を受けるべきだと思いました。
 ですが、心療内科に行くのはハードルが高いのも事実。私自身、自分で行くという決断はできず、周りの人に促されて受診をしました。
 大事なのは、躁鬱である、自分はメンタルヘルス疾患がある、ということをしっかり認識して受け入れることです。それが何よりも大切で、寛解に向けた大きな第一歩になるのかと思います。




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