殺戮や破壊ではなく、精神的な衝撃の軍事的な重要性を強調したThe Human Face of War(2009)の紹介
イギリス陸軍軍人ジム・ストー(Jim Storr)は戦闘における奇襲の意義を改めて確認し、その効果が一般的に想像されているよりも、はるかに大きなものであることを『戦争の人間的側面(The Human Face of War)』(2009)で論じています。20世紀以降に軍事学では機動戦に関する研究が続けられてきましたが、この著作もその流れに位置づけられる研究成果の一つです。
Storr, J. (2009). The human face of war. Bloomsbury