メモ 技術が戦闘に与える影響を適切に分析することの重要性
以前、プロイセン陸軍の参謀総長を務めたヘルムート・フォン・モルトケが、19世紀の火器の性能向上を踏まえ、正面攻撃は実行不可能になったと考え、戦場でいかに包囲機動を成功させるべきかを考えることが必要だと論じたことを紹介しました(メモ 19世紀の武器の発達を受けて、モルトケが縦深配備を重視した戦術的理由)。1894年にフランスの陸軍大学校で教官に補任され、後に校長も務めたフェルディナン・フォッシュは、火器の発達に対してモルトケとは反対の認識を持っていたのですが、その根拠を調べると