❖太陽の光は心の中にも届く❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2022年1月11日)
(長さも中身もバラバラ、日々スマホメモに綴る単なる素材、支離滅裂もご容赦を)
◆太陽の光は心の中にも届く◆
この前、一番長く勤めた学校に同期で採用された元・同僚二人に会った。二人ともお母さんになっていて、子育ても仕事もこなし忙しく、ここ数年は会えていなかったのだが、コロナがこれ以上拡大する前に久しぶりに会おうということになった。集合の時間は15時だったが、私は12時には着いてしまっていた。
天気も日差しも良い感じだったので、駅前のベンチで読書して時間まで過ごすことにした。周りを見渡すと太陽がとても綺麗に輝いている。宝石や海の輝きの方が好きだという人はいるだろう。しかし、それらは太陽などの光源なしには輝かない。懐中電灯などの人工の光でも輝くが、太陽のように全体を包み込むことはできないし、その光は無機質で柔らかさもない。人工の光は、与えられた任務を果たすだけで、特定の物や場所に対して向けられている。
人工の光は所詮、作り物なので、そこに躍動感はない。しかし太陽の鮮やかさには、生命エネルギーが満ち溢れている。だから太陽の光は、全てに対する原因であり、光から派生しな全ての生物にも物体にも意味と熱量と力を与えてくれる。生物も物体も光によって、形や色など存在に関わる要素が明らかになり、存在を支えてもらっている。
プラトンが太陽と善のイデアを結びつけたのは、太陽の光が全ての始まり、全ての原因であると感じていたからではないだろうか。全てを成り立たせる根本的なイデアとしての「善」は、まさに太陽と同じだったわけである。
太陽は全てに対して分け隔てなく光を届けてくれる。無差別、無償である。太陽の無差別、無償は、プラトンの理解に基づけば、善も無差別、無償ということである。またイエスの理解に基づけば、神の愛であるアガペーも無差別、無償である。
このような太陽の光、善、アガペーに共通した原理・理念を大切にすることで、世界は豊かに幸せになるのだろう。自然も意識も信仰も。太陽のおかげで身体が温められたが、同時に精神も温めてもらっていたことに気づけた。とても有意義な待ち時間だった。
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