漕日#4|自然の情報を活かせないぼく
久しぶりのテント泊が快適すぎた。昨晩は晴れにも関わらず驚くほど暖かく、シュラフを羽織っただけで眠った。朝起きると、寝袋を体に纏わせたまま、朝飯の支度を始めた。まだ眠いけど健やかな朝。
テントのフライシートを写したオレンジ色の視界。朝食の炊き込みご飯を加熱するバーナーの音、規律正しく打ち寄せる波、外は曇っているようだったけれど、すべてが心地よい。
潮が引き始めていた。あまり引きすぎてしまうと、カヤックを波打ち際まで運ぶ距離が長くなるので、てきぱき支度していく。全ての荷