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写文集「 そうだったのか! 一乗谷 」

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こんなこと、あんなこと、知られざる情景を現場百ペン主義に基づいて写真と文章で綴った記事を集録しました。(随時、記事を追加していく予定です。このマガジン自体は現在も今後も有料ではあ…
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2023年11月の記事一覧

吾輩は黒猫である

  福井県の国特別史跡「一乗谷朝倉氏遺跡」と国史跡「白山平泉寺旧境内」等の史跡を中心に撮影活動を行っている北野です。  今回も前回に続き、私の撮影テーマとは直接関係のない内容です。  子どもの頃、我が家には猫がいました。寝るときはいつも一緒。私の布団の中で喉をゴロゴロ鳴らしていたものです。貧しかった時代なので冬は暖房器具の代わりをしてくれました。その暖かい感触はこの歳になっても覚えています。今でも猫は大好きです。  しかしそんな私ですが、猫を撮影したことは写真歴27年の中

史実から「想像」、そして「創造」へ

  先日(10月31日)、新しい私的試みの「朝倉氏遺跡見学・撮影会」を行った。インスタで「申し込み不要・当日参加」の告知をしておいた。  主催・担当が変人北野なのでおそらく参加者はいない、いても2,3名だろう、それでも雨天決行と決めていた。  予想に反して10名の参加があった。  開始早々、「今日の会のねらい」を一生懸命話している最中に無断でお二人が中座しかけた。私はもの凄い剣幕で怒鳴ってしまった。あの日に限ってどうして激怒したのか自分でも分からない。  変人北野が、普段は

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老いのつぶやき -8-

「わ~、露天風呂の跡だ、すご~い!」 国特別史跡「一乗谷朝倉氏遺跡」の中に、国特別名勝の「湯殿跡庭園」がある。  笑い話ではなく時折、観光客が「湯殿」という名称から「露天風呂の跡」と勘違いする石庭である。

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老いのつぶやき -9-

 

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閑話二題 ~ 知られざる一乗城下町 ~

 国特別史跡「一乗谷朝倉氏遺跡」(福井県)は細長い山間の一乗谷に広がる戦国時代の城下町跡です。  城下町の南北の入り口にあたる上城戸と下城戸の間、約1.7kmの中に1万人の人々が平和に暮らしていました。  北の京と言われる戦国時代有数の巨大都市で、103年間の栄華繁栄の中で一度も戦場にならなかった戦国のユートピアともいえる城下町でした。  その細長い南北の谷間の中心部あたりに、東西に伸びる奥行き約500mほどの支谷がありました。八地谷と呼ばれれている区域です。  八地谷は当

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老いのつぶやき ⑩

 私のライフワークは福井県の国特別史跡「一乗谷朝倉氏遺跡」と国史跡「白山平泉寺旧境内」の撮影です。  両方とも私が撮り始めた頃は、カメラマンの姿はあまり見かけませんでした。しかし、現在では多くの方々が撮影に訪れるようになりました。  SNSや写真コンテストでもすばらしい作品に出会うことが多くなり、大変勉強になり刺激を受ける機会も増えました。  ところで、「北野は一乗谷と平泉寺にだけしがみついている変わり者」だとの影の声を耳にすることがあります。だから私自身も「俺は偏屈者だ」

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老いのつぶやき ⑪

 2021年にシリーズで紹介させていただいた「とる・なら・ひとり旅」の10回目の拙稿に次の一節があります。  恐縮ですが今回のつぶやきはその引用記事が主になります。

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愛しきもの

【 諏訪館跡庭園 庭石 】

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よみがえる情景

 国特別史跡「一乗谷朝倉氏遺跡」は室町時代に103年間にわたって栄華繁栄を極めた戦国大名、朝倉氏の城下町跡です。  発掘により当時の遺構がそっくりそのまま姿を現したことで、「日本のポンペイ」とも称されています。  連日、観光客や歴史愛好家、カメラマン等たくさんの方々が訪れて賑わいを見せています。  今回は、ボランティアガイドさんのお話や観光パンフにも出てこない「知られざる遺構(石垣)」を二つ紹介させていただきます。

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