大阪 美術館・博物館めぐりpart1(今昔館、ワッハ、浮世絵の巻)
こんばんは。
それにしても本当に最近寒くないですか?寒いのが好きな私でも、急激な気温の低下に驚いています。
さらに言えば、例のウイルス。また周りでちらほら感染したという話を聞きます。4回もの闘魂注入の成果を、今こそ発揮する時だなと勝手に考えながら過ごしております。
大阪の美術館・博物館を巡る
そんなことはどうでもいいとして、最近の私の動向を振り返ってみると、
旅行先の各地で美術館・博物館巡りをしています。それぞれの特色が出ている展示物や展示会を観るのは非常に有意義でした。
しかしながら、どうも自分自身の地元である大阪の美術館・博物館に目を向けられていなかったなと、ふと思いました。地盤を固め切ってないのに、出先の施設を巡って満足していてはいけない!!!恥ずかしい!!!!
ということで、今回から新企画として大阪の美術館・博物館巡りをしていきたいと思います。
なおルールとして、毎回3箇所ずつ訪れた場所を簡単に紹介していきます。ではよろしくお願いします。
①大阪くらしの今昔館(大阪市立くらしのミュージアム)
まず初めに訪れたのはこちら。大阪市立くらしのミュージアム、所謂「大阪くらしの今昔館」です。こちら大阪在住の方なら学校の遠足で訪れたことがあるかもしれません。私もありました。
こちらの施設は大阪市の都市住居に関する歴史と文化をテーマとしている施設で、天神橋筋六丁目駅から直接入ることの出来る大阪市立住まい情報センタービル内にあります。
そして住まいをテーマにした初の専門博物館で、特色として体感する展示が多く存在しています。写真で見て頂きましょう。こちらです。
ご覧の通り、江戸時代の大坂の町並みが完全再現されています。基本的に展示されているものには直接触ることも出来るんですよ。面白い。
けん玉なんかでも遊ぶことが出来ました。
さらに天気や時間帯が変化するのも、これまた楽しかったです。夜になるとちゃんと部屋の行燈が灯るんですよ。ワクワクします。
流れ星も流れてきますから、是非そこもよく確認してみてください。
長らく改修工事が行われていたのが10月末に終わったので、今こそ!!行くべきなんです。こちらの再現エリア以外にも、錦絵を切り替えながら大坂の文明開化を説明する展示物や、とある一家に焦点を当てて戦前から戦後にかけての家屋の変化を知ることが出来る展示物も、見事でした。
本当に大満足できるこちらの博物館、大人600円、高大生300円で楽しむことが出来ます。この安さもまた、公共の博物館の魅力ですね。
常設の展示物だけでなく、特別展なども定期的に行われているので、皆さんぜひ行ってみてください。
②大阪浮世絵美術館
続いてはこちら、大阪浮世絵美術館です。私自身、全く存在を知りませんでした。こんな施設が存在しているとは、、。
4つの国立博物館を巡る中で、日本の芸術に関して改めて興味を持ったので、その代表的なものの1つである浮世絵について、より知りたかったので今回訪れました。私が好きな印象派の画家たちが多大な影響を受けていることも、関心を持った理由の1つです。
心斎橋筋商店街の一角に、美術館が突如として現れます。まあ美術館と言ってもビルの3階にあるようなこじんまりとしたものです。しかし侮ることなかれ。素晴らしい場所でしたよ。
フォトスポットが入ってすぐにありまして、そちらではもう誰もが知ってる名作2点を撮影することが出来ます。なおこれが本物であるかどうかはわかりません。いや絶対複製です。
いやいや!本物ももちろんあるんです!!皆さんご存知の通り浮世絵は版画ですから、意外と本物が見れたりするんです。今回ついにみることができ、私はもう感動しました。本物の撮影はもちろん、禁止されています。
こちらが現在行われている展示会で、東洲斎写楽の浮世絵が2点展示されていました。デフォルメされた役者の姿は現代の漫画に通ずるものがありますよね。
そしてこちらのポスターに書いてあるとおり、ハズキルーペを貸していただけるんです。係員の方に浮世絵の技法を解説して頂きながら、それを詳しく確認していく作業は非常に有意義でした。
浮世絵の技法についてはこちらのサイトが分かりやすいのでオススメです。空摺り(版木に絵の具をつけずに刷ることで、凹凸をつける技法)により桜や着物の模様が表現されているところなんかは、直接みないとわからないです。ですから、資料集だけみて、知ったつもりになっていてはいけません。
本物の浮世絵も買えてしまう非常に面白い美術館でした。葛飾北斎の作品が11万円でしたよ。目を疑いました。また買います。
比較的こじんまりとした美術館ですので、難波で時間つぶしをしたい時なんかにぜひふらりと立ち寄ってみてください。
あと完全に余談なのですが、私が好きなバンドであるWeezerのPinkertonのジャケットに用いられている浮世絵をみることができ、嬉しかったです。アルバム自体もとても良いので、是非聴いてみてください。
③ワッハ上方(大阪府立上方演芸資料館)
大阪と言えば、みなさんは何を思い浮かべますか?私は、真っ先にお笑いが浮かんできます。ブラジルがストリートサッカーのサッカー王国ならば、大阪はストリート漫才の漫才王国なんじゃないか。そんなことすら考えています。
面白いが絶対的に正義、そんな場所他にあるでしょうか。それくらい笑いに厳しい場所、ここ大阪で育ったからには、上方漫才について知ってなければならないでしょう。
という事で、来てみました。ワッハ上方こと大阪府立上方演芸資料館です。
こちらの魅力はなんと言っても入館料が無料な点です。なんばグランド花月の向かい、よしもと漫才劇場があるビルの7階にありますから、漫才や新喜劇を見に行くついでに伺うことが出来ます。良いよね、ありがたい。
それでは写真で中の様子を見てみましょう。なんとここ、全て撮影OKです。
上方漫才に関してのみならず、大阪弁や笑いについての展示なども豊富にあり、どのように笑いが発展してきたのかを知ることが出来る素晴らしい展示の数々でした。
お笑い芸人の方々って、偉大ですよね。人を笑わせるというのはとても難しいです。大阪で生まれたからには、面白くないといけない、そんな気もしているんですがまだまだ、本当にまだまだです。だからこそね、歴史から学べるものがある気もしています。皆さんもぜひ訪れて面白くなってください。M-1グランプリも近いですし。
終わりに
地域ごとに美術館・博物館は、その地の魅力を色んな側面から教えてくれます。私は大阪ですが、皆さんも地元の美術館・博物館にぜひ伺ってみてください。まだ知らなかったような魅力を知ることが必ずできるはずですから。
冒頭でもお話した通り、私は今回をきっかけとして、大阪に存在する美術館・博物館をなるだけ全て訪れようと思います。その感想をnoteで書いていきますから、またぜひ覗いてみてください。
それでは、また。