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410円のビッグマックのコラムと日本の賃金が安い理由

今日2022年10月2日の日本人はビッグマック410円の貧しさを知らないというコラムがTwitterトレンドになりました。

日本人はビッグマック410円の貧しさを知らないの要約

こちらのコラムでは世界各国のビッグマックの値段を日本円で換算した場合、アメリカは738.1円、中国は482.5円、韓国ですら463.3円で売っているという例を用いて日本の物価が安いことを説明している。

そこから、海外の状況に目を向けることが大切であること。

そして物価の安い日本が問題ではなく、賃金の安い日本が問題であるということ。

この2点が著者の野口氏の主な主張であった。

なぜ日本の賃金は安いのか?

考えられる要因をいくつかあげてみたいと思います。

税金が高いため手取りが少ない

結論、NOです。

この統計の2019年版における、「中央値の賃金を得ている独身労働者への課税割合」によると、アメリカよりは高いもののOECD加盟国のなかでは安い割合であるといえます。
また、ここでは社会保障費も税金として扱われています。

労働者1人あたりの生産額が低い

これはそうだといえます

この2021年版の統計比較では日本は就業者1人あたりの生産額が低いことが分かります。

労働者の生産額が低ければその分安い賃金しか渡せないのは納得できると思います。

なぜ日本の労働者の生産性が低いのか?

海外にない日本の特徴として、終身雇用制度などの労働者に有利な社会システムがあげられます。

これが、日本の労働者の生産性を下げているのです。

労働者にとってみたらそこまで成果をださなくてもクビにならないですから当然そんなに頑張らないですよね。

また、会社にとってみたらもっと問題で、クビにしたい社員がいてもクビにできない分の賃金は同じ人件費の優秀な社員のインセンティブにしわ寄せが来ます。
そして、業務効率化をして人件費をカットしようとしても、簡単にクビにできないので業務効率化できないです。

まとめ

日本の物価と賃金が安いのは、労働者に優しい社会システムが原因ということでした。

かといって、労働者に厳しくて会社に優しい社会システムは貧富の差を生むので結論は私からはでないです。

今回の件では、政治の一長一短の一短が目立ったかたちになりましたね。

おまけ

他にも多くの記事を書いているのでよければ見てみてください!
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