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すごい日本語とすごい卵

12月某日

平日休み。図書館に行く。
平日午前中の近所にある学校横の図書館は時が止まってしまったかのよう。雑誌のコーナーに立っていると20分休みに外で遊ぶ子どもの声がうっすらと聞こえてくる。
新聞のコーナーには20年前くらいからずっと同じ姿勢で新聞を読んでいたみたいな高齢男性が新聞を丹念に丹念に読んでいる。
お目当ての本を借りて、途中のコンビニエンスストアでプリンを買って帰る。

午後はたまっている本を読む。
・うまいダッツ 坂木司
・幻肢痛日記 青木彬
ノートで綴っていたものを書籍化したものhttps://note.com/akira1989/m/m3fb7ef3afd5a

表紙、遊び紙がショッキングピンクで蛍光イエローの紙がドドドドドーンとあらわれる。すごい!紙にして本になってこそのありがたみ!とホクホクして読む。
・俳句づくりに役立つ!旧かな入門

活字を目で追っていると自分の中にある「活字畑」がざくざくと耕されているのがわかる。ざくざく、ざくざく、ざくざく。

夜 余り物卵とじ、炊き込みご飯、さつま汁(残り)
図書館に行った後で買い物をするはずだったのが、寒くて嫌になって帰ってきたので、冷蔵庫に少しずつ残っている野菜やら竹輪やら肉やらきのこやらを卵でとじた。

今日借りてきた「旧かな遣い入門」を頼りに、好きなんだけどなんかこういう感じじゃないんだよなぁ、、と思っていた歌を直してみたら、急に思っていた感じが立ち現れてびっくりした。
日本語ってすごいなぁと素直に思った。

取り説を幾度と読なむともなへぬあかきボタンは風景となり
(元)
取説を何度読んでも謎のまま赤いボタンは風景になる

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