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冬至前

12月某日

帰宅時のこと。
冬至前は夕方5時台でも半分以上夜に包まれている。
団地地域の道路を真っ直ぐに進んでいた時、道路脇に建つ団地の2階のベランダに人影みたいな黒くて長いなにかがぶら下がっているように見える。
原付バイクをいったん止めて、そろそろと建物の下まで寄ってみる。

2階のベランダには、紺色のツナギが干してあった。
乾きにくいのか、わざわざ布団を干すベランダの柵のところに無造作にかけてある。薄暗がりの中で柵にかかったツナギが呼吸してるみたいに見えた。

夜 カレー、セロリの酢漬け

何をしていてもすぐ後ろに「眠気」がいる。気を許すと寝ている。
インターネットを開くと、そんな私を知っているみたいに「すぐに寝てしまうあなたへ もしかすると糖質をとりすぎて〜」という広告が毎回現れる。

テーブルにころがるみかんがしっとりと部屋にともって眠りにおちる

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