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詩:僕はまたしても涙を流さなかった。

昨晩飼い犬が死んでしまった。

僕は肉親が死んでしまった時は、

悲しむというよりショックで泣けなかった。

飼い犬は可愛がっていたから、

死んだら僕も泣くだろうと思っていた。

母と妹が泣いている。

その後ろでただうつむいて黙るしかなかった。

僕は、またしても涙を流すことはできなかった。

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