2/13
中学生の質問箱 戦争するってどんなこと?(著:C・ダグラス・ラミス)
読了。
読んで衝撃。ショックで打ちのめされたと同時に深い感銘を受けた。自分の無知を思い知らされた。
ほんとうの現実主義者になれば戦争でいかに世界が狂っているかわかるというのに。
2/15
父と暮せば(著:井上ひさし)
読了。
愛する者たちを原爆で殺され、生き残った者は恋愛からも身を引こうとする。そんな美津江の「応援団長」をかって出る父、竹造はこの世の人ではない。
竹造、つまり生きている死者との交流が美津江を励まし、生き残った者は真の生を取り戻していく。
こう書くと大層で重く湿っぽい話に聞こえるかもしれないが、しかし非常に手軽に気楽にカラッと読める。これが井上ひさし先生のすごいところである。膨大な資料、調査から生まれるこの気楽さはなんだろうか。