Vol.153 吉田篤弘さん
前に、
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この本を紹介しました。『京都で考えた』を読んだときから吉田篤弘さんの書く物語が好きになりました。吉田篤弘さんの書く物語はまわりにあるものや見ている景色が浮かび上がってくる感覚があります。そこが良くて、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
小学生や中学生の頃は小説ばかり読んでいましたが、大人になって小説を読まなくなり、その代わりに小難しい本ばかり読んできました。そっちに流れすぎると「読まなくてはいけない!」が強くなってしまっていました。
去年から谷川俊太郎さんの詩を読みたくなったのには、頭を使うことへの疲れが出ているからかもしれません。読書って本来楽しいものなんですよね。読みたいから読む。そのとき、そのときのタイミングで自分が読みたいものを読むことを大切にしないと気が抜けない生活になってしまいます。
いま、毎日書いているnoteも書きたいから書いているというのが大きいです。始めた頃は「なにを書けばいいんだろう」と書くことを整理したり、まとめたり、こんなことを書けばいいかなと狙ったり、書くことは楽しいと思えていませんでした。いまは、朝に思いついたことを書いている感じです。いや、これを書こうかなと考えながら一日過ごしているので、書く直前にはもう書く内容が浮かんでいます。
「読む」も「書く」も楽しいもの。これを忘れないようにしたいです。
ですが、もちろん読まなければいけない、書かなければいけないときもあります。今日から本格的に始まる仕事の中で「しなければいけない」との距離をちゃんと取って、この朝の自由時間でリフレッシュしたいと思っています。