何のためにそうするの?を吟味したい

道徳の授業の教材文を教師の判断で止めながら読み進めていくという方法ですが、子どもの立場からすれば、先を知りたいのではないかなと思います。

全てを知ったうえで、「どう思った?」と問い、子どもたちの思いに寄り添いながら、授業を組み立てていきたいと思います。教師の視点でお話を切られるのは、子どもたちにとっては考えさせられている感があるのではないでしょうか。

全体での意見を聴く時間が長くなったから、子どもの意見を板書したいから、ベア学習を入れたという話がありました。インフォーマルな場でフォーマルな場では発言できない子たちが何を語るのかを聞かなければならないと思います。この場合、ペアトークを入れた目的が上記の目的なので、子どもたちの声に耳を傾けることはないと思います。

ペアトークで語ってもらうことをもっと吟味していくことが必要だと思いました。板書することに重きを置いてしまうと、黒板からも離れられなくなります。本当に板書が子どもたちにとって必要なのでしょうか。何のために板書するのかを改めて考えてみたいです。

道徳科で学級づくりという視点で考えると、本時で学ぶ道徳的価値はもちろんですが、学び方、聴き方、かかわり方などなど子どもたちの素敵な姿を見取り、文脈で価値づけていきたいなと思っています。子どもたちの学びの様子を見取るには、子どもたちの学びを第三者的に俯瞰して見る必要もあると思います。

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