【施設入所への葛藤に対しての心のもちかた】
〜介護を支えていく方が心が軽くなり、笑顔でいてほしい〜
それが私の願いです。
現役の介護士であり、介護セラピストでもある夏希優太です。
私自身の現場での経験から書いていることもありますが、少しでも介護に関わる皆さんのヒントになれば幸いです。そしてひとりでも楽な気持ちで介護に関わっていただけたら嬉しいです。
お仕事始めだったり少しずつ普段の日常が戻ってきているのかなと思います。
焦らずに徐々に戻していってくださいね。
では早速、今日のお話へ入っていきます。
今日は施設入所への心のもちかたについて書いてみたいと思います。
介護が始まって最初のうちは在宅でみることができていても身体状況の変化によって徐々に負担が大きくなっていく、認知症であれば多動で一時(いっとき)も目が離せない状況になってしまう。
在宅でみたい気持ちは大きくとも在宅介護での限界を感じたときに施設入所ということを考えられるはずです。
けれどこの施設入所に対してもすぐに踏み切れない方も多いと思うのです。
・罪悪感を感じる
・親の介護を放棄してしまった気がする
・限界を感じる気持ちとまだやれるのではという気持ち
・周りの目も気になる
・親に対しての申し訳ない気持ち
幾つか例を挙げてみました。まだ他にもあると思いますが、こうした部分での葛藤を感じていらっしゃるのではないでしょうか。
ではこうした時にどんな風に思っていけばよいのか、心のもちかたをしておけばよいのか。今日は2つのことをお伝えさせていただきます。
①お互いがよい状態でいられるにはどうすることがベストかという視点で考える
②施設入所も介護をしていく中での一つの方法であること
まず①については、お互いがよい状態でいられるためのベストな方法を考えること。想いがあっても負担を感じているということは、心身共に限界を感じているサインです。無理をすればお互いに倒れてしまうリスクがあります。それに一定の距離をとることが必要な場合もあります。
②については、施設入所も介護の関わり方としてひとつであるということ。施設入所になったから介護を放棄したとは思いません。今はコロナ禍で面会等の制限がありますが、入所しても時折面会したり外出したり、病院の受診をお願いすることもあります。その他諸々のことでご家族のお力をいただくことも沢山あります。だからちゃんと介護に関わっていけるのです。
施設入所は双方にとって大きな決断となります。
そこに踏み切るには勇気も必要ですし葛藤もあると思います。実際に入所となった後も色々感じてしまうかもしれません。
けれど重荷には感じてほしくないのです。
施設入所となったとしてもそこまで在宅でがんばられたということは事実なのです。
今日お伝えさせていただいたことが一助になれば幸いに思います。
今日も読んでいただき、感謝します。
【今日のワンポイントレッスン】
・施設入所に対しての心のもちかた
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