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水族館に恋焦がれ【散文詩】

 メンタル的にまいってた時、
 水族館に行った事がある。
 何を求めていたのか分からない。

 ただ水族館を渇望していた。

 大きな水槽の前で、
 私は呆然と思った。

 この魚たちは、ずっと泳いでいる。
 泳ぎ続けている。
 しかし、私は止まっている。
 何もせずに止まってしまっている。

 彼らは常に頑張っているというのに、
 私は何をしているのだろうか。

 今の私にも、水族館が必要なのかもしれない。

 私は今も、
 水族館に恋焦がれている。


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