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初の異動、最後の作業。

 仕事が異動となりました。
 同じ工場なのですが、その敷地内にある別の建物に移ります。
 2.3回しか入った事がないので新鮮も新鮮です。

 今日の出勤が、この場所の最後の勤務日となりました。
 異動の関係でまだ入る事はあるのですが、働くのはこれで最後です。
 ……全然実感が無いです。
 また次の出勤日もあそこで働くような気持ちです。

 割と異動が多いように感じるので、またすぐに戻ってくるかもしれないという雰囲気があるからかもしれません。
 派遣なのでそこらへんは分からないらしいですが。

 最後の勤務日も、いつも通りに仕事をして、いつも通りに定時にタイムカードを切りました。
 何も特別感が無い。
 定時になった後に、上司に1つ「お世話になりました」と挨拶したっきり。
 今思えばもっと感謝の気持ちを言えば良かったなと思います。……いっぱい迷惑かけたので。

 まぁよくある異動でそこまでしんみりされましてもという事なのかもしれません。
 ……異動先にも優しい上司がいたら良いなぁ。

 ここに来て、仕事して、休憩して、という事が最後だと頭では分かっているのですが、何も感情が湧きませんでした。
 とても優しい職場でしたし、ここを離れるのは寂しいはずなのに、一体何故なんでしょう?
 現実逃避してるだけなのでしょうか。

 更衣室のロッカーを少し整理して、職場を後にしました。

 退勤する時に、同期の2人が暖かく手を振ってくれました。
 そこでやっと、「あぁ、異動するんだなぁ」と実感しました。

 現場入りしてから1年も経っていない職場。
 もう少しここに居たかったな。

 しかし決まった事はもう仕方ない。
 新しい勤務先でまた頑張るのみです。


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