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明日の世界を手に入れる

このマガジンではスペキュラティブデザイン(問題提起をするデザイン)を中心としたこれから起こりうる未来予測に関する内容を中心とした記事集です。自己投資や自助努力が求めらる時代に、何…
このマガジンでは私竹鼻良文が10年以上かけて積み上げてきた経験と知見を駆使し、未来予測や独自コンテ…
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#未来

ハンズと手を組み続けて18年。誰でも世界のデザインに挑戦できるお話

僕はこれまで、建築家、デザイナー、まちづくり、アーティストなど多くの分野で仕事をしてきました。まとめるとクリエイターと呼ばれる職業になると思います。建築では、日本建築学会会長 古谷誠章氏の個人賞をいただいたり、デザインの分野ではLEXUS DESIGN AWARDで賞をいただくなど、手前味噌ながら色々な評価をいただくことができました。 そんな僕がこれからの時代に大切にしていることを前回の定期購読マガジンで書かせていただきました。ぜひご一読ください。 僕や僕が関わっているク

「発想」に価値を見出す世界を目指して

長年ものづくりやサービス作りに関わってきて、ずっと疑問に思ったり、追い求めてきた世界があります。 それは「発想」に価値を見出すこと。逆にいえば特に日本では「発想」への価値が過小評価されていることに疑問と不安を感じてきました。 発想に価値を見出すことの価値 例えばアクセサリーを作って販売する時に、材料費や人件費(製作時間)を元に価格を決定するだけではなく、そこにどんなコンセプトや企画力が入っているのかを一番に考えて価格を決めてること、そしてその発想に価値を感じてもらい、購

コンテンツ「消費」ではなく、コンテンツ「●●」が求められる時代へ。

最近は落ち着いたように感じることもありますが(日常に溶け込んだのかもしれません)、情報社会が到来して以来、多くの個人が自分自身で情報発信する力をつけ始め、コンテンツ時代が訪れました。 情報を発信することが仕事になったり、情報を発信することが自己肯定感を上げたり、情報は人間が持つ生きるための本質、まさに哲学や日常生活まで一変させてきました。 情報社会時代が来るまで、例えば家で育児や家事を主にする人のことを"専業主婦"や"専業主夫"と呼び、多くの場合社会で活躍することはありま

コロナ後に何が起きるー?未来予測を踏まえたクレイジータンクの動き方

コロナが世界中を恐怖に陥れる中、たくさんの都市伝説?なのか事実なのか分からないニュースが例えばツイッターをはじめとするSNSなどに流れてきています。 第三次世界大戦が起こる、コロナは実は存在しない、高齢者を少なくするために人工的に開発されたウイルス、などです。これらは全て裏付けが取れているものは少ないですが、こういった情報に不安を増幅させてしまっている人は多いと思います。 しかし全ての情報を否定することもできません。あることを証明することは簡単でも、ないことを証明すること

次世代"ブランド"の作り方-おうちで手づくりクラフトビール「ヒール」を事例に-

クレイジータンクが半年以上の時間をかけて開発からデザインに至るまで関わってきた完全オリジナルクラフトビール「ヒール」を作るためのコーヒー豆が販売となりました!!ヒールはビールとコーヒーを混ぜることで完成するクラフトビールです。 販売先URL:クレイジータンクECサイト ヒールはこれまでクレイジータンクオリジナルイベントでも提供され、多くの試飲者からフィードバックをいただきながら、何度も実験を繰り返し、最高の味を求め続けてきました。 そんなヒールですが、その開発の始まりは

“伝わらないモノ”を信じて挑戦する力が新しい道を切り拓く

代表を務めるクレイジータンクは、「偏愛マーケティング」や「嘘のない情報発信」などを事業の中で大切にしながら、これまでにない価値や、今までの生活がさらに豊かになるような提案、テクノロジー時代を生き抜くための思考の構築に力を注いできました。 また、常に既存の文化や既視感のあるビジネスなどに流されず、本質的に"正しいかたち"を模索したり"未来に対しての価値"を創造することを大切にしています。 その中で新しいことに挑戦すると常に付いてくる感覚があります。それは 新しさはすぐには

未来が不安な時に見つけるべき"あなたのだけの価値"とやるべきこと5案

起業したり、何かを始めようと考えている人にはぜひ読んでもらいたい内容です。 僕が建築家、デザイナーとして独立した時、独立して3年間は必死に請負仕事をこなし、20代中盤にしてはそこそこの仕事を受けていました。某銀行の店舗設計の半分まではいきませんが、関わっているはずです。 でも独立して3年目、忘れもしない暑い夏の日、僕はあることを考えていました。 「このまま年齢を重ねても、僕はこの消費社会の中で生きていけるだろうか」 すぐに僕はある計算を始めました。それは僕がもらえるで

全ての職種で請負関係は変化する"建築家がアクセサリー作家となる時代"

まだ学生だった。 23歳の若造が、建築の世界で巨匠と呼ばれるような建築家に言った言葉。 「建築家がアクセサリーを作って自分で売らないと生きていけない時代が来る」 当たり前のことだが、その後怒られた。怒られすぎて脳がシャットダウンして何を言われたか覚えていない(笑)正直怒らせることも分かっていた。でも言うしかないと思って、信念を持って伝えていた。その信念は、その建築家の影響力でこれから建築と向き合わなければならない若い人たちに警鐘を鳴らして欲しいという思いから来ていた。

未来が不安になるからこそ、幸せの基準を変えよう

14年前22歳の時、少子化という問題と出会い、僕は大学の授業を受けながら背筋が凍るような気持ちになっていた。僕は建築という分野で生きていくものだと思っていたから、職業に絶望し、さらには年金など社会構造も大きく変わると予見したことから、まだ大学生ではあったものの、自分の人生は自分で作らなければならないと考えるようになっていた。 その頃に自分の中で作った「はだしのゲン理論」。 漫画はだしのゲンは60年前の第二次世界大戦中、広島に原子爆弾が落とされた時のことを題材にしている。そ

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子どもにどこまで許し、どう育てるのか-いつか未来は子に託される-

前回定期購読マガジンで書いた、子どもが見ている世界は子どもにとっても親にとっても投資になるという記事は多くの人に読んで頂け、大変感謝しています。 この記事を読んだ方々から色々なご意見やご感想を頂けたのですが、今回はまつしま ようこさんのツイートについて書いてみようと思います。 子どもがスマートフォンでYouTubeを見ていたとします。皆さんは親として我が子にどんなことを言うでしょうか。 「スマフォを触らないよ!」 とスマフォ自体を触ることを否定する。 「30分だけね

子どもの「やりたい」は投資になるお話

2020年、一回目の定期購読マガジンは投資について書こうと思う。しかし投資と言ってもお金を注ぎ込んで新しいお金を生む、といった類の話ではない。 これは僕が人生の中で唯一と言っても過言ではない後悔の話だ。

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日本人向け、に慣れてしまった日本人の未来

初めて社会生活を送った仕事場は、世界を股に掛ける日本有数の設計事務所だった。スタッフには日本人スタッフと海外からのスタッフが半々くらい在籍し、常に日本語と英語、さらにはフランス語が飛び交う職場だった。 大学院を卒業する前、就職希望のために作品集を送った僕に突然経営者から「5日後から働いて欲しい」と電話があり、なんの伝もなく、家もちゃんと決まっていない状態で神戸から東京に移り住んだ。マンスリーマンションを転々とし、孤独な時間だったと今なら冷静に思える。 当時の精神状態は異常

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あの時の希望は今そこにあるか・・・、そしてこれから

今日はnoteを使っている人にとって、希望にもなり、もしかすると絶望にもなってしまう内容かもしれない。でも人間ドックに行って、病気を早期発見する時と同じように、問題は早めに知っておいた方が良いと思うから書いていこうと思う。 最初に言っておきたいことがある。これから書く内容は個人的な見解で、決して絶対だとは思っていない。しかし、多くのnoteユーザーがどことなく感じていることだとは思っているし、もうすでに言及しているnoteユーザーも多いと思う。だから知っておくと損はしないと

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定期購読マガジンご質問コーナー-テクノロジー時代は2極化する?-

今回は定期購読マガジンへのご質問コーナーです。このコーナーは定期購読マガジンを購読されている方限定でご質問や記事にしてほしいことを受け、独断と偏見ではありますが「この内容は記事にしたい!」と思った内容にお答えさせていただきたいと思います。定期購読マガジンの月4回には含みません。 では今回は7coさんからいただいたご質問です。7coさんありがとうございます!! このご質問の内容は以下の記事に対してのご質問です。 テクノロジー時代をいく抜きには左端か右端か

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