読書感想文⑧
読書感想文第8弾は、『うまくいっている人は朝食前にいったい何をしているのか』について書きます。
「朝を制する者が人生を制する」と聞いて大げさだと思うでしょうか。僕はそうは思いません。なぜなら、朝は一日の中で最も集中できると感じているからです。受験期も朝の方が頭の回転が速いような気がしていたので、数学などの頭を使う勉強は朝にしていました。
この本では、多くのうまくいっている人、成功している人の朝と週末の過ごし方を紹介しています。
感想文では、印象に残ったことを3つ紹介していきます。
印象に残ったこと1 意志力に頼らない
「意志力」という言葉には聞き覚えがないかもしれませんが、この本においては、あらゆる衝動をコントロールする力と定義しています。
フロリダ大学心理学教授 ロウ・F・バウマイスターのチームの研究結果「意志力は筋力と同じで使いすぎると疲労する」を紹介しています。
つまり「朝の時間は意志力が豊富に残っているので内なる動機が必要な活動、すぐに見返りのない活動にも前向きに取り組むことができる」ということです。
さらに価値の高い活動も習慣にしてしまえば、意志力を温存できると書かれています。
自分が実際の体験から学んでいたことは正しかったと確認することができました。最近は、7時ぐらいに起きて読書したり、英語の勉強をすることがようやく習慣になってきたなと感じています。最初は朝から勉強することに対して少し抵抗はありましたが、今では意志力を使わずにできているのでその後の生活でも余裕を持つことができています。
この本に載っていた有名な経営者を対象にしたある調査では、1番遅い人でも6時には起きていたそうです。経営者の方々は忙しいはずなのにそこまで忙しくない僕より少なくとも1時間も早く起きて、活動しているのです。
7時に起きて「眠いな、もう少し寝ようかな」と言っている場合ではないと危機感を覚えました。布団に入ってだらだら過ごすのが好きな人はいいかもしれないけど、僕はそんな生活はしたくありません。
巻末の人生を変えるタイムマネジメント 50のヒントには
「最初から欲張らない、小さな習慣を積み重ねていく」
という項目があります。まずはただ起きるだけを目標にして習慣になれば、活動するようにするというものです。初めから頑張りすぎて、週末につかれてたくさん寝てしまうという経験があるので参考にしていこうと思います。
印象に残ったこと2 朝にやるべきこと
朝にやるべきこととして、「面倒くさくてやりたくないけど、それでもきちんと続けていれば、長期的に見返りがあるような活動」紹介しています。
具体的には、
・キャリアの発展につながる活動(戦略を練る、集中力が必要な活動)
・豊かな人間関係につながる活動(家族や友人に最高の自分を提供する)
・自分を育てる活動(運動、瞑想など精神面を整えること、創造的な活動)
先ほど述べた読書、英語の勉強は直接豊かな人間関係にはつながらないものの、キャリア発展につながり、自分を育ててくれる活動であるので、続けていこうと思います。
印象に残ったこと3 計画の重要性
「うまくいっている人が週末にしていること」の章に書いてあった内容です。予め週末の予定(やりたいこと)を計画しておくことで、計画を立ててから週末までの期間は「期待」という純粋な喜びを味わうことができるということです。
僕は、大学1年生の頃から手帳を持ち歩くようにしています。部活の先輩のびっしりと予定の詰まった手帳を見せてもらい、すごく充実していてうらやましいなと思ったことがきっかけです。
まだまだびっしりと埋まることはなく空き空きの日もあります。1週間を充実したものにするために計画をもっと有効活用し、手帳を埋められるようにしたいと思います。