ディオール夢のクチュリエ展 イギリスと東京ではどうちがう? ロンドンV&Aレポート
この記事では2019年にロンドンで開催されたクリスチャン・ディオール「DESIGNER OF DREAMS展」の展覧会レビューと、会場となったV&A(ヴィクトリア&アルバート)博物館の旅のレポートをお届けします。
展示される国ごとに異なるキュレーションが話題になっている「DESIGNER OF DREAMS展」(「クリスチャン・ディオール 夢のクチュリエ展」)
パリ、ロンドン、上海、成都、ニューヨーク、ドーハなどで開催されてきた展覧会が、現在(2023年5月28日まで)東京都現代美術館で開催中です。
「DESIGNER OF DREAMS展」は国ごとにちがう演出
同展は、イギリスでは2019年にロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館で開催されました。たまたま別件で渡英するタイミングだったわたしも、日本からチケットを予約して観に行きました!
じつはこのDior展、その前身ともいうべき大規模な展示を以前他国で観ていたことがあって、イギリス展を観たとき、ああやっぱりお国柄が出ているなあと思ったのでした。そのポイントはのちほどくわしく語りますね。
このレポートでは、わたしが学びのうえで得てきた服飾史的な見解をもとに、オートクチュールとは、メゾンとは、ジョン・ガリアーノやラフ・シモンズなどの歴代デザイナー(クリエイティブディレクターと最近はいう)、コレクションとは、みたいなことにもさらっと触れながら、しかしあくまでも個人的な旅先での展覧会レビュー&感想&体験記としてお届けしたいと思います。あ、その前にまず参考文献を記載しておきますね。
この記事は服飾史や、博物館の学びに関わることなので、メンバーシップ限定記事としていますが、有料記事として単品でもお読みいただけます。
それでは、2019年のロンドン、V&A博物館へいっしょに参りましょう〜!
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